2014.03.01 Saturday
雪の森で、鹿を助ける
雪のドライブに行ってきました。
いろは坂を上って日光.中禅寺湖、戦場ヶ原へ。
そしてそのハプニングに出くわす。
鹿を助けました。
戦場ヶ原をぬけて、奥日光.に向かっている時に遭遇しました。
「あっ! 鹿が死んでる。 道路脇の雪から脚だけが出てた!」
「可哀相に。道を横断中に車に跳ねられたんじゃないの?」
運転中の私は気が着かなかったが、みんなが目撃。
そのまま奥日光に着いて、雪の森をみんなで散歩して。
戦場ヶ原へもどるドライブで、
「たしかこの辺だったよ」
道路脇から脚だけが突き出ていたその鹿は、道路ガードロープが絡まっていた。
たぶん、道路横断でガードロープを飛び越える時に後ろ脚で鋼鉄のロープを蹴り上げて、それがまさかの偶然で2本のロープが絡まるように脚を挟んでしまったのだろう。かわいそうに。
「あっ 動いてる! まだ生きてるよ!」
車を停めて、鹿の救出に。
路肩の崖に宙吊りの鹿はジタバタともがいていました。
ロープを両手で押し拡げようとするが、鋼鉄のガードロープはビクともしない。渾身の力で徐々に拡げていく。その度に、痛いのか?鹿は泣き叫ぶ。やっとのことで何とか脚が抜けた。
雪面に転げ落ちた鹿は、始め、びっこを引いている。
「両脚を骨折してたらまずいなー。ここで助けても死んでしまうかも。」
幸いにも徐々に足取りがしっかりしてくる。どうやら軽症で済んだもよう。
家族か?仲間か?もう一頭がこちらをじーっと見ている。
しばらく、その鹿と私はお互いを見つめ合っていました。
でも、人間に警戒してるんじゃなくて、助けた私を見ていたと思う。
たぶん。
ホッとした感情が鹿の動きから分かりました。
2頭が森に消えていった。
Deer Hunter ならぬ Deer Saver だな。
この日、このタイミングでここに来て良かった。
こんな感じ。
救出時はカメラの余裕なかった。
鹿の足裏を間近で見るの、初めて。
脛の毛、生え具合が面白かった。
痛さに泣き叫ぶ声が今でも残っている。
感謝の感情で見つめていたんだと、思うんだ。 たぶん。