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MASTER TAPE 「ひこうき雲」
JUGEMテーマ:No Music, No Life
JUGEMテーマ:じてんしゃ全般

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NHK.BS-2 で
「MASTER TAPE〜荒井由美『ひこうき雲』の秘密を探る」
という放送があった。
ユーミンのデヴューアルバム「ひこうき雲」を、
製作のバックストーリーから読み解こうというもの。

なんで今? 
 
素直な感想ですが、
当時がリアルタイムな私には面白かった。
(当時を知らない方たちには... どうなんだろう?)

私はユーミンの熱烈なファンではありませんが、
当時のユーミンはよく聞いていました。
過去形なのは。
聞いていたのはデヴューから5作目までだから。
初めの頃は、
錚々たる顔ぶれのミュージシャンたちがいい音で、
荒井由美のメロディーも新鮮でした。
日常の風景が詩に変換される映像っぽさもよかった。

テレビの歌謡曲とは無縁のところで、
説教じみたフォークとは一線を引いていて、
洗練された緻密な音作りは最先端のものだった。

ブリティッシュやアメリカンロックにやられていた私にも、
「いい音楽だ。」と、素直に思いました。
6作目あたりから音が華やかになっていった。
そして、私の感性とは距離ができて...
私のユーミンはそこまでです。

「ひこうき雲」、「MISSLIM」、「コバルト.アワー」、
「THE 14th MOON」、「紅雀」、...
どれも違った切り口の風景が見えてくるユーミンサウンド。
いまだに色褪せていませんね。

そのなかで、デヴュー「ひこうき雲」は、おとなしめの音作り。
だけど、いわゆる地味なアルバムではなかったなあ。
シンプルなのに丁寧に作られている感じ。
間奏やそこかしこにジェイムズ.テイラーっぽさが...
アメリカっぽいけど、曲は、雨や曇り空ばかり。 晴れじゃない。
ただものではないアルバムの予感がしていました。

放送を見ていて納得。
あのころ。
アルバム「ひこうき雲」の中に、私が想像していた世界は、
少しだけ当たり。
私の感性は間違っていなかった。 
ちょっと嬉しかったりして。


以前のブログ、「冬の予感 冬の音」
http://plastake.jugem.jp/?day=20091223
私.お気に入りの冬音楽をレポートしましたが、
そのなかで、「ユーミンなら『ひこうき雲』だなあ。(夏ならコバルト.アワー)」
って、紹介しています。
(他のミュージシャン。他のお気に入りアルバムもなかなかいいですよ。)
あくまでも私の感性での音紹介ですが。


0105
16chのマスターテープ(原版)。その当時の最高器材。
06

東京.芝浦にあった、アルファレコードのアルファスタジオ。
「日本で一番いい音が出せる。」
音楽をやっていなかった私でも知っていました。
0709
1972〜73年。 そのアルファスタジオで、
解散した「はっぴいえんど」が再集結してできた「キャラメルママ」の4人が、
1年以上かけて作ったものだったんだ。  うーん...  すげー。
林 立夫、 松任谷 正隆、 鈴木 茂、 細野 晴臣、
19

レコーディング.ディレクターは有賀 恒夫。
エンジニアーは吉沢 典夫。  
27

細野 晴臣、林 立夫、松任谷 正隆、の今。 ( 鈴木 茂だけ、ちょっと不在)
22
2324


あのころのユーミン。 後ろの車が、古っ!
20


今の人たちに、ユーミンは過去でしょうが。
円熟で、華やかな音のユーミン.アルバムの方が
聞きやすいでしょうが。

デヴューから5作目までの初期アルバムは、
ほんものの凄みがありますよ。

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