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年の最後で忘年会
JUGEMテーマ:建築

01

27日.日曜日。 年末忘年会です。
友人の建築家、藤岡新さんのご自宅に伺いました。
藤岡さんは料理の達人。
独自のこだわりが美味しさに旨味を足しています。
きょうも美味しかったー。
ありがとうございます、藤岡さん。

きょうのみんな。
左から。藤岡新さん、平井広行さん(写真家)、
川上真由子さん(建築家)、丸山洋志さん(建築家)、
阿部任太さん(建築家)、進藤強さん(建築家)、
福山博之さん(建築家)、tuji☆(デザイナー)。
01
初めてお会いしましたが、
福山さんは背が高くて、テレビに出ている福山雅治に似ている。
(写真右端の方ですが、実際はほんとうに似ています)
お話したら声もうりふたつ。
あー。福山雅治のお兄さんなんだな。って確信していました。
「いやー。それ、よく言われるんですが、違います。
 ただ、私も長崎の出身ですが... 」
いやいや、そんな、隠さなくても。 お兄さんでしょ。
ほんとうのところは? どっちなんだ? (疑)


お鍋を食べながら、平井さんのお話になった。  その中で、
平井さんはエズラ.ストラー(建築写真家)を尊敬している。って。
えっ!ほんとっ?
私の感覚は間違っていなかった。
実は、私は、建築を作っても写真は自分で撮っただけでした。
雑誌に掲載されれば、雑誌社が撮ってくれるし。
だから、写真家の方には頼んでいない。不精でした。
でも一度だけ。
この建築は私では写真で表現できない。って、感じたことがあって。
そのときに平井さんにお願いしたんです。
平井さんの写真。とくにモノクロは、
なんかエズラ.ストラーに通ずるものがあるなあって思っていました。
でも、 プロの写真家の方にそんなことは訊けないですよね。
だから、ずーっと疑問のままだったんです。
きょう。長年の疑問が解けました。


いつもいつも、藤岡さんの建築と料理には感心していますが。
デザートが... とりわけデザートが美味しかった。
苺のスイーツ。
大粒で甘味がつよい苺に黒胡椒をふって、
グランマニエで仕上げたものでした。  美味
02 

お鍋のあとで、建築の話になった。
これから建築はどうなっていくんだ? って
本、雑誌だって、
ページをめくる。から、タッチキーをワンクリックになってる。
建築学科の学生は、設計から意識が離れていってる。
社会のいろんなことが変革されている。 

うーん...

私の考えですが。 未来の建築は、
彫刻.絵画.芸術と同じ変化をするんではないかと考えています。

近代以前の芸術は、今の建築みたいに発注者がいました。
誰にも頼まれないのに絵を描くのは、ごくまれです。
だから、いろんな縛り、重みのなかで芸術していたんです。
芸術は、その意味性のなかで重たかったんです。
今はみんな自分に集中して芸術してますね。
芸術はいろんな殻を脱ぎすてて軽くなった。
気に入ったひとがそれを購入する需要がある。

建築もそれに近いものになっていくんじゃないかなー。
ただ、 建築には敷地が不可欠なので。
設計デザインが絵のように発信されていくのか。どうなのか...?
(建つべき場所が不可欠なので、建築は
 芸術と同じ時期に同じ変化をしなかったんです。あくまでも私考。)
ほとんどの建築はメーカーから売り出されるものになる?
いわゆる建築家が設計してオーナーが使う建築は、(住宅だけでなく)
もっともっと少数になると思う。
わからないのは。
その時に、絵のように設計を売り買いする需要が出来るのか。
或いは、メーカーから売り出される建築の設計がほんとうに良くなって。
つまり、ほとんどの建築家はメーカーのなかに存在するようになるのか。
ちょっとうまく言えていませんが...

建築家の私たちには、あまり明るい感じはしないですね。
でも、 そうなっていくんだろうなー。 って、思っています。

建築は社会状況とは密接なもの。
社会といっしょに建築も変革しなくちゃ。


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