2009.10.27 Tuesday
富士チャレンジ。 でも、いろいろあるみたいです。
JUGEMテーマ:じてんしゃ全般
6:52:32.78 754位
ぎりぎり完走。滑り込みセーフ。
6時間以内が目標でしたが、やっぱりいろいろありました。
一周目から落車があっちこっち。こんどは巻き込まれてしまった。だけど、そのおかげで思わず「火事場の何とか力」。200kmもレーススピード(私のね)で走ると、いろんなことが分かります。思わぬことに気づきます。新たな(?)が芽生えます。
前日にホテルから会場まで試走しました。 8.5km 上りは少し。20分で行ける。試走というにはもったいない自転車ロードです。
富士スピードウェイ.西ゲート。 明日の入口です。 今日は無人で閑散。
きょうの仲間は、キング依りちゃんとノッブ王子(私)が、ソロ200km。tuji☆が、7時間チームエンデューロ。tuji☆のチームメイトはまだ到着していませんが、momo(監督)、Oh-moly、ko林、Casiwa。
あしたの優勝を祈念して、「かんぱーい!」
レース前日の食事は美味しいね。ほんとに楽しい。私は、また爪に火を灯すように地道な減量。67.0kgで乗り込んだけど、これで語和算
この夜。 「グラッチェ.ガーデンズ.御殿場店」でヤクの売買が密かに...
売人.キング。 買人.王子。 仲買人.☆。
しかし私って、自転車のときは薬漬けだなー...
朝4:30。 ベッドから起きたら、どんよりと曇り空。
携帯で天気調べたら午後から雨っぽい。 どよーん...
そんな意気消沈でも、この道は気持ちよい。
富士山は... ちょっと大人しげに見えます。
富士スピードウェイのメインストレート。
8時からのキッズレース.スタート風景。
ピットロードはこんな感じ。
実は、私は、あんなに早く起きたのに、コース試走が出来ませんでした。試走締切り時間を間違えて、締切り1分後に出たら、アウト... まっ、いっか。
ピットの様子。けっこう混んでいます。 遅く行ったから場所なし。
メインストレートを埋め尽くす2000人の自転車マン。
スタートまで、あと15分。
一周目はオートバイに先導されて、ローリングスタート。いきなりみんなスピードアップ! 4時間、7時間チームエンデューロ、100kmソロ、200kmソロ、速い人、そうでもない人、みんなそれぞれ。悲喜交交ですが、そんなことは言ってられない。 殺気だって私も激踏み! たしか、2周目の下りで72km/h出てました。
コース映像は、レースが落ち着いた50km頃に撮りました。富士スピードウェイはどこを撮ってもこんな感じで、だれが先頭なのか?.周回遅れなのか?.でっかい流れるプールですよ。
「200kmも走り続けるので、一人旅ではもたない。脚が無くなるよ。いろんなスピードの列車があるから、それに乗ってね」
って。
どこにもそんな列車はありません。先頭集団は、あるにはあるが... トップスピードに乗れるはずもないし...
メインストレート(けっこう長くて1.7kmもあります)では、誰かの後ろに付いたり引っ張ったり。下り、上りのセクションではみんなタイミングが違う。(私は下りでごぼう抜き、上りで置いていかれる、そうゆうやつ。)コーナーの取りかただって全然違うので、同じ場所で走っている人はけっこう見かけるんだけど、
ずっと一人旅でした。
富士チャレってほんとに落車が多い。
コースのいろんなところで救急車が待機していて迅速に対応していましたが、とにかく毎周回ごとに、あっちこっちで転がってる。目の前でも4〜5回は見ました。(その後に巻き込まれるんですが...)富士スピードウェイがどんなに広くたって、2000人がいっしょに走っている。レース初めての人だっている。安全には限界ありますね。
もちろん、
レースでの動き方を知らないビギナーがいけないんですが、レース達人だって、前がビギナーだったら気をつけるべきですね。そう思いました。(ビギナーを怒鳴っている人がいましたが、怒鳴らなくても...)
100kmでメーター見たらアベレージ34.1km/h。
がーん! だめじゃん!
私の目標。6時間以内はピットストップ.タイムロスを計算して、35.5km/h以上が最低条件。ここからは更にペースダウンするだろうし...
あーあぁ... 諦めて予定変更かー...
ただ、
100kmで1回ピットストップするだろうと予想しましたが、ぜんぜん行ける。ボトルの残り(650cc.2本)をみても160kmまでは行けそう。こうなったら行けるところまでは走ってやるっ!
と、思ったら。115kmで突然のペースダウン。廻せなくなった。120kmでピットストップしました。突然のペースダウンはハンガーノックだったのかも?
200km走って、3回たれました。疲れて、嫌になって、廻せなくなる。ただ、自然にまかせてゆっくり走っていると、1周ぐらいで復活します。
そして、ペースダウン.ゆっくりのときに、決まって仲間に抜かれる。「ノッブ王子。頑張ってっ!」って。 カッコ悪っ。
これもハンガーノックだったんだろうか?
だけど、何も食べずに復活しちゃうんだよね。 不思議だ...
ここで私的な疑問。
前にも書きましたが。私は自転車で走っていると空腹にならない。一日中走っても、何も食べないことがあります。ドリンク飲むだけ。どうしてハンガーノックにならないんだろう? ドリンクだけですよ。さすがに最近は仲間と走っていると、つられて食べます。でも、ひとりだとあんまり食べないんです。「有り余る脂肪を燃やしてんじゃん。いいじゃん。」いや、さすがにそこまでのんびりと走っていないんですけど。ナルシマ.オー畑さんに訊いたら、「それは、もしかしたら筋肉のタンパク質を溶かして燃やしてるのかも?」「そういう特殊な人もいるんだよね。グレッグ.レモンがそう。自分の筋肉を燃やしちゃう。だから練習すればするほど筋肉が無くなるんです」
えーっ! そうなの?
レースの朝。起きてみて食べたいものを食べよう。って、いろんな食べ物を持ち込みました。甘いパン、辛いパン、おにぎり、あんこ物... 結局、起きたら何にも食べたくない。サプリメントと飲み物だけ。アンパンを会場に持ち込み無理矢理食べて、パワーバーをちょっと。
このままだと絶対にハンガーノックになる... パワージェルを詰め込んだボトルを3本、背中のポケットに。レース中、体に入れないと。だけど、走っていると食べる気にならない。7時間でジェルのボトルは1本だけでした。
この日の消費カロリーは3960kcal(メーター表示)
摂取カロリーは1060kcal(CCDドリンク含む)
やっぱり筋肉溶かしてんのかなあ...?
一度。太腿の内側を攣りました。激しくではなくちょっとだけ。だけど、すぐに本気攣りになる気配。「まずい... 」 太腿の内側なので、外側の筋肉を使おうとガニ股ペダリングに変更。しばらく走ったら治りました。 良かったー。 これはシクロパビリオンしごきの効果です。こ〜ぢさんに感謝。
6時間以内は無理だったんですが、このままだと6時間30〜40分でゴール出来そう。完走は出来るのでちょっと安心。
150kmあたりから雨がパラパラと... だんだん路面が濡れてきて。コーナーアウト側を使う.安全策でスピードをあまり落とさず慎重に。
下の写真。
下りセクションが終わって、直角コーナー、上りセクションに入るところですが(写真はまだ雨が降っていないときのもの)私のイン側をフルスピードで2人が抜いていった。「おいおい。そのスピードじゃコーナーで滑るぞー」って、思っていたら、前の1人が直角コーナーで激しく転倒した! 雨で滑ったんですが、横滑りじゃなく思いっきり下に叩きつけられた感じです。
「うわっ! やったっ!」
ヘルメットは飛んでいって。頭と顔も叩きつけられている! 後ろの1人は横に避け、私にぶつかってきて転倒。私はコースからはじき出されるけど、かろうじて転倒せずに止まれました。だけど、焦って左足から激しく着地してしまった。 「ズッキーんっ!」 グランフォンド八ヶ岳の転倒で骨折した左足.親指をやってしまった。 激痛がっ! だけどそんなこと言ってられない。転倒者みたら意識が無いっ!「こっ!、これはまずいんじゃっ!?... 」すぐに救急が駆けつけてタンカに。
私はその場を離れましたが。 あの人は大丈夫? な訳ない。 心配です。
ピットインして足の具合と自転車を調べて大幅にタイムロス。 すでに時間ギリギリに... 痛いけど、ここでリタイアしたらシャレになんない。だめもとで走るか。
170km。 あと30kmだっ。
「残り時間が1時間になりました!みなさんがんばってください!」
突然のアナウンス。
まずい。ぎりぎりだっ!
ぎりぎりと言ったって、アベ30で走れば間に合うでしょ。
違うんです。
200kmはスピードウェイを44周。いま何周走ったか、なんて覚えていません。だから、メーターの距離表示だけが頼り。微妙に誤差があれば、200kmではけっこうな誤差になる。確実を求めれば、もう一周しなければならない。だから、あと35km走るんです。1時間で
残り35km。もう死に物狂いで、渾身の激踏みで走りました。もちろんそれは私のスピードで、ですが、170kmもレーススピードで走ってきて、まだ踏めるのには驚きました。「サドル下げ事件」 腰踏みにペダリングが変わってきているんでしょうか?これもシクロパビリオンしごき効果ですね。こ〜ぢさんに再感謝。やっぱりプロが言っていることにはちゃんと理由がある。(当たり前か)
仲間がメインストレート.ピットから毎周回、激を飛ばしてくれます。どこにいるのか見る余裕はありませんが、声は聞こえる。パワーが出ました。 仲間に感謝。
ゴールして。
200km走って。 いや、 200kmもレーススピードで走れて、ラスト30kmで自分の予想を超えた激踏みが出来て、達成感から感動しますね。内緒ですが、ゴール後のストレートでちょっとジワッときました。
キング依りちゃん(5:10)、ノッブ王子、tuji☆、
私はゴール直後。すでに脚は攣ってるは、
何故か右目が開かないは、(たぶん疲労で)
おまけに、もう自転車に乗りたくないは...(それはうそです)