think bikes グランデパール.フェスタ 2010 展示バイクレポートです。
ゆるーくホノボノなイベントでも、
メチャクチャ超貴重なマニア垂涎のものが、ズラッと並んでいる!
見ごたえありますよ。
解説は think bikes で作製したものから引用しています。
(私が解説したら、「この自転車、何かカッコいいです。」で、終わりますから... )
ノッブ王子の勝手な判断での解説も混じっています。
間違っていたら、ごめんなさい。
LOOK 596 I-pack
ルックのトップモデル。タイムトライアル / トライアスロン用フレーム。
ヒンジタイプヘッドは全面投影面積を小さくするため。ステムと、BBシャフトまで
一体化されたクランクセットはオリジナルのカーボン製。
インテグレーテッドシートポストにはスッキリと見えるルック独自の E-ポストを採用。
ツール出場チームでは、
フランスのプロコンチネンタル「コフィディス.ル.クレディ .アン. リーニュ」が使用。
展示協力:ユーロスポーツインテグレーション
COPPI 今中大介96年ツール.ド.フランス使用車
1996ツール.ド.フランスに日本人プロロードレース選手として初めて出場した
今中大介が実際に使用したバイク。
フレームはイタリア「コッピ」のアルミ。イタリア名門チーム「ポルティ」のイエローカラー。
コンポはシマノ.デュラエース7700。7700開発には、
今中もレースで7400の使用レポートをシマノ本社に送って携わっていた。
展示協力:インターマックス
PINARELLO GRAAL
ピナレロ最新のタイムトライアルフレーム。
ブラッドリー.ウィギンス(イギリス.スカイ.プロフェッショナルサイクリングチーム)が、
2010ジロ.デ.イタリアのプロローグでステージ優勝。
フレーム素材に、ロードトップモデルの「ドグマ60.1」と同じ、
東レ製「TORAYCA 60HM1K」を使用。フレーム破損リスクを下げる
ナノアロイテクノロジーと、剛性アップさせるEPSシステムを投入。
展示協力:ピナレロジャパン
ヘッドステムまわりのデザインは凝っています。
が、空気抵抗を積極的に減らす造形ではないですね。
ANCHOR PHM9S
2008年 北京パラリンピックの1kmTT(CP4)において、石井雅史選手が
金メダル獲得したときの自転車。
フレームはアンカー短距離トラック用「PHM9S 旧型」をベースに、
反応性を上げるために、さらに薄くて硬い専用カスタム。
@北京パラリンピック時のホイールは、前:マビック.イオ、後:カンパニョーロ.ギブリ
展示協力:石井雅史選手
RIDLEY NOAH
ベルギー.リドレーのロードトップモデル。ロシアのプロチーム「チーム.カチューシャ」
がツールで使用。
フレーム全体がエアロ形状。フロントフォークとシートステイに入れられたスリットが
大きな特徴。このスリットはホイールが回転することによって生じる乱気流を
整流する効果がある。
展示協力:ジェイビースポーツグループ
BH G5
スペインの総合自転車ブランド「BH」のロードトップモデル。09年ツールで、
リナルド.ノチェンティーニ(イタリア.アージェドゥゼール.ラ.モンディアール)が
マイヨジョーヌを獲得。8日間着用し続けた走りを支えた実績がある。
フレーム全体に流麗なエアロ形状。ダウンチューブ下側は凹断面になっていて、
シフトワイヤーを半内蔵するようになっている。
展示協力:ジェイビースポーツグループ
SCOTT PLASMA Limited
スイスに本拠をおく総合スポーツブランド「スコット」の
タイムトライアル / トライアスロン用トップモデル。
アメリカ.プロチーム「チームHTC.コロンビア」がツールで使用。
フレームとフォークにスコットが独自に開発した「HMX」コンポジットファイバー
を使用している。スタイリッシュなエアロ形状が特徴。
このモデルをベースにプロトタイプの「プラズマ TT」も開発されていて、
HTCコロンビアが実戦テストを繰り返している。
展示協力:ゴールドウィン
cannondale six 13
ジルベルト.シモーニは、2010ジロ.デ.イタリアを最後に現役引退したイタリアン。
01、03、ジロ.デ.イタリア総合優勝。03、ツール.ドフランスでステージ1勝。
この six 13 は、イタリア.プロチーム「ランプレ.カッフィータ」在籍時、
2005に使用した実車。ニックネーム「スパイダーマン」から引用されたグラフィック
がハンドル、フレーム、フォークに描かれている。
展示協力:ピアチューレ.ヤマ
当時はグラフィックが話題になりましたね。 これは乗りたい。
解説中のなるしま.小畑さん。
cannondale
SIX 13 同様、シモーニが「ランプレ.カッフィータ」2005在籍時に使用した
タイムトライアルバイク。
フレームはフルアルミで、クリアーをかけただけのカラーリングがカッコいい。
フォークは、スリットが入った「オーバルコンセプト」が組み合わされている。
展示協力:ピアチューレ.ヤマ
シモーニのサイン
?
山岳王.リシャール.ビランクが、2000年.ツール.ド.フランス 第16ステージ
Briancon Courchevel でステージ優勝。総合でも6位になった時の実車。
マイヨポア(山岳リーダー)の赤水玉がフレームにデザインされている。
展示協力:パンダーニ
ヒルクライマー.ビランクだけど、「軽量化命」ではないですね。
自分が一番走れるバイクに仕上げているんだろうなー。
MAVIC CAR
本国フランスでは「Voiture MAVIC」(マビックのクルマ)と呼ばれている。
レース中のパンクなどのメカトラブルに対応してくれる「ニュートラルサービス」
と呼ばれる活動をおこなうクルマ。
フランスでは1973年に「ニュートラルサービス」開始。
日本では1996年からマビックカーが活動している。
展示協力:アメアスポーツジャパン
cannondale Slice Hi-mod 2010
展示協力:I氏
COLNAGO Ferrari CF1
展示協力:H氏
SPECIALIZED Transition Comp
展示協力:N氏
1987 ラ.ビクレール チームマシン LOOK.KG85 kevler 2000
展示協力:H氏
1987 LOOK プレステージ KP85
展示協力:H氏
1981 シマノ.デュラエースAXフルセット+当時のエアロフレーム
何も知らない私は、シルバーのカラーリングから受けるイメージで、
ちょっと前のミドルモデル? と、誤解していました。
ところが、小畑さん、宮澤さん、ホソヌマさん...自転車達人たちが見入っていて。
貴重な貴重なバイクだと知りました。 エポックメイキングな1台。
デュラエースAXは、当時のエアロブームを象徴するコンポーネント。
小さな部品に至るまで徹底して空気抵抗をいなしています。
フレームも翼断面や、ギヤチェンジレバー取り付け位置までエアロ。
展示協力:H氏
解説はノッブ王子の勝手な解読です。
翼断面エアロヘッドチューブ。そしてギヤチェンジレバー取り付け位置は
ダウンチューブ後ろ側に廻りこんでいる!
エアロブレーキ。
ハンドルバーテープを見てください。ブレーキワイヤーをバーの後ろ側に廻して、
翼断面になるようにテーピング!
ボトルは頬をすぼませて全面投影面積最小になるように、
ダウンチューブの後ろに隠れています。
フロントディレイラーもディテールがアール角。微細な部分も空気を流す。
リアディレイラーはプーリーケージがフルカバーされている。
プーリーの回転とチェーンの走行が起こす空気の乱れを制御?!
1970年前半のモトベカン(BICスポンサーシールつき!)ツール参戦車
展示協力:H氏
マニア垂涎? 貴重なBICスポンサーシール!
80年代後半につくったファニーバイク
ケルビム製フレーム、フロント24インチ、リア.アラヤ製アルミディスク。
当時バリバリのレーシング仕様で、イノーにあこがれてネームをグラフィック。
展示協力:ホソヌマ氏
80年代のLOOKペダル。
SPECIALIZED Transition Pro
ホイール:フロント コスミックカーボンSL、リア コメット(wo)
リッチー カーボンTTハンドル
展示協力:N氏
BRIDGESTONE ANCOHR カーボンTTバイク
COLNAGO CX-1
2010全日本選手権チャンピオンバイクです。
ホイールはCAMPAGNOLO ZONDA ? !!! (ゾンダで走ったそうです!)
ステムは130mm。腕が前に伸びて力が出せる前乗りポジションになる。
展示協力:宮澤崇史
think bikes Le Grand Depart Festa 2010 バイク
どうでした?