明治大学.2010年度 卒業設計講評会&生稜賞審査
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297明治大学.卒業設計.講評&生稜賞
299.1明治大学.卒業設計.講評&生稜賞299.2明治大学.卒業設計.講評&生稜賞299.4明治大学.卒業設計.講評&生稜賞
360明治大学.卒業設計.講評&生稜賞

ブログアップが遅くれましたが、

明治大学で卒業設計を講評。生稜賞の審査もしました。

生稜賞は兼任講師が最も優秀と思われる学生に贈る賞です。
評価軸は「現在そして未来を切り開いていくと感じられる建築」です。
私がOB会長を務めさせていただいてる東京電機大でも、
私たちOB会からのDDC賞がありますが、
こういった賞は評価軸がプロ目線なので、学生には意義があります。

明治大学は57作品。
最近の大学では卒業設計で卒業する学生が少ないのに、明治大学は多い。
それぞれ全力をつぎ込んだものが57も並んでいて、
エネルギーに圧倒されました。

300.5明治大学.卒業設計.講評&生稜賞


模型と図面にかけるエネルギーが凄かったです。手描きで延々と記された建築の説明。小さな図面がびっしり貼られたプレゼンテーション。一冊の絵本、語るようにコンセプトが表現されていたり。もちろん。コンピューターを使った作品も独自の表現に四苦八苦していましたね。 自分のイメージを分かってもらうための痕跡を高く評価したいです。コンピューターを使わないので今風の綺麗さからかけ離れていたり、フリーハンドが雑な印象に感じたりもしますが、それは経験を重ねていけば克服できる。自分のイメージをどうしたら表現できるか?。に、これからも悩んでいってください。 
まだまだこれから。卒業で、始まったばかりです。 




気になった作品は、


武藤 雅昭さん 千窓のアルバム

なだらかな白い稜線のような壁が幾重にも重なって、建築となっています。無数に開けられた四角い開口。内部空間の風景が「千の絵」になっているようです。薄い建築が何枚も重なっているので、単純な壁面の図式にならず、それらを貫通していく四角い孔が、建築に複雑な関係を作りだす。四角い大きな孔が向こう側に吹き抜けるので透明性もある壁は、都市の中でも威圧感がない。 集合住居? オフィス? 学校? コンプレックス? どんなアーキタイプでも成立する。 ありそうでなかった方法に感心しました。私は高く評価します。
残念なのは建築内部の計画。千の孔に見合う、重ねられた薄い建築に適合する、プランになっていなかった。それは大変難しい設計になりますが、このコンセプト、建築のキャラクターに最適な内部空間のダイアグラムが見たかったです。
310明治大学.卒業設計.講評&生稜賞311明治大学.卒業設計.講評&生稜賞312明治大学.卒業設計.講評&生稜賞313明治大学.卒業設計.講評&生稜賞314明治大学.卒業設計.講評&生稜賞
315明治大学.卒業設計.講評&生稜賞



高崎 翔太さん 重なる透明度 ーshibuya creative lab complexー

私たち兼任講師による生稜賞を受賞しました。

研究施設の計画です。 ビルディングの作り方、設計を評価します。 その建築は、大小の丸い泡が
内在していて、泡は球形のボイドになっています。泡によって内部空間が連携、繋がっていって空間ダイアグラムになる。また。チーズの巣のように建築に孔が開き、泡は窓(外との繋がり?)となる。そんなデザインです。 
評価しているのはその設計プロセス。均一グリッドプランの碁盤目交点に大きさの違う丸いボイドを配置してプランが出来上がる。そのプラン.レイヤーを重ねて立体を構築しています。だから、上下8個の四角い箱が交点の丸いボイドで吹き抜ける関係。その関係は連鎖していき、建築全体が繋がっていく。シンプルな図式、単純な操作だけで建築の空間が複雑で豊かに関係していく。最小限の言葉で物語をつくる印象がクレバーに思いました。 何で澁谷なのか? 研究施設で本当に良かった? そんなことはどうでもいい。と、思うほど、設計プロセスが魅力的です。
300明治大学.卒業設計.講評&生稜賞301明治大学.卒業設計.講評&生稜賞302明治大学.卒業設計.講評&生稜賞303明治大学.卒業設計.講評&生稜賞304明治大学.卒業設計.講評&生稜賞305明治大学.卒業設計.講評&生稜賞



曽根 高麻世さん Human Junction

都市中心部。都市インフラの交点で、ぐるぐる巻かれたストリートが都市生活者のジャンクションになる計画です。真ん中で積み上げられた箱が建築コンプレックスとなり、ぐるぐる巻かれたストリートからランダムアクセスできるようなデザイン。空中に出来た新しい都市空間が楽しそうです。空中ストリートに螺旋エンドが出来ていましたが、これが実際に歩行者のジャンクションになっていて欲しかった。大胆に空中でジャンクしていていいのですよ。それから、真ん中で積み上げられた箱がスカスカですね。もっと沢山積みあがったほうが、建築コンプレックスとしての魅力がでますね。
320明治大学.卒業設計.講評&生稜賞321明治大学.卒業設計.講評&生稜賞322明治大学.卒業設計.講評&生稜賞323明治大学.卒業設計.講評&生稜賞324明治大学.卒業設計.講評&生稜賞



垣内 拓さん far and near 〜下北沢の3ブロックのケーススタディ〜

講評会当日に止むを得ず不在だったので、詳しくお話しを聞けなかったのが残念です。推測、深読みで評価します。計画は、住宅地の集合住宅。私が興味を惹かれたのはその方法でした。メタファーとしての「家型」が積み上げられることで、箱型ビルディングでは出来ない、住宅の集積方法、生活の繋がりを提案しています。面白いのは。家型だけでなくプレート状の庭まで一体化されて積みあがっていたこと。分譲土地付住宅が高層化されていく。いわゆるテラスハウス方集合住宅ビルディングと違っていた。集合住宅をイノベーションさせる可能性を潜在させています。
提案は3タイプの敷地でバリエーションを見せていましたが、それほどの変化は見られませんでした。このコンセプトの公式を見つけるためには、もっと大胆なバリエーションでスタディをして欲しかった。 大規模な敷地であったら... 高く高く高層化されていったら... メタボリック。生き物のように建築が成長していったら... そんなスタディを経て、コンセプトの最適な形、公式が見つかっていくのです。
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秋山 遥真さん 空白を求めて

大規模な図書館の計画。図書、本棚が集積されて大きな空間を作りだそうとしています。イメージ。コンセプトモデルを見ると、整然と並んだ本棚の風景が墓地を連想させます。そしてそんな精神空間で、人間が何かを感じられるように、真っ白い大きな空洞がさまざまな形で外環境に吹き抜けていました。集積し拡がっている図書、積み上げられ組み込まれている白い空洞、の姿が美しかったので評価しました。建築はかたちなので、形も大事な要素です。
ただ、今の時点ではこの建築から読み取れる意味が、形、それ以上でもそれ以下でもないように思われます。精神空間、ポエティックな印象、墓地の静寂、... もっと違ういろいろなパラメーターで、自分にないイメージの方向から、スタディをしていたら...。 この建築に新しい意味が見えてきたかも知れませんね。
360明治大学.卒業設計.講評&生稜賞361明治大学.卒業設計.講評&生稜賞362明治大学.卒業設計.講評&生稜賞363明治大学.卒業設計.講評&生稜賞364明治大学.卒業設計.講評&生稜賞


| 自転車 | 19:27 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
私には超激!(なるしま神宮クラブラン@荒川.彩湖 by 若生)
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00なるしま神宮クラブラン@荒川.彩湖

なるしま神宮クラブランも、レーシングメンバーが引っ張ると様子が変わる。
私には超ハード。激激でした。

先週は神宮クリテリウムでクラブランお休み。
今日は東京マラソンなのでいつもの新木場.若洲には行けず。
で、
荒川、彩湖.道満周回練に...


01なるしま神宮クラブラン@荒川.彩湖
am8:10 中庭に集まりだすメンバー


佐藤さん、関根さん、若生さん、レーシングメンバー、が引っ張って荒川へ。
佐藤さんが、
「古見さん。若生について行ってください。こっちはゆっくりなので、
 時間的に周回練しませんから。」
それで、
若生さん、レーシングメンバーら5人で山の手通りを飛ばす。
それが、レーシング班速過ぎ!
巡行36〜40km/hもきついけど。
信号ゴーストップではあっという間に巡行スピードに乗っかる。
そのたびに、私はちぎれかかる。
だけどちぎれる訳にはいかないのよ。
だって、荒川までの道を知らないんだから。
周回コースに着いたらちぎれてもいいけど。
行く道でちぎれたら迷子ですよ。

こういう時にハードなのは風圧受ける先頭。そして一番後ろ。
スタートダッシュで列がビローンって伸びるので、
ドン尻は、速い巡行スピードだと必死で追いつくのに脚を使う。風圧受ける。
信号ダッシュ繰り返していって、だんだん脚が無くなるのが分かる...

だったら、楽な2〜3番手に入ればいいじゃん。
ダメっすよ。
中切れしたらみんなに迷惑かかるでしょ。
私は当然ドン尻ね。

行きの30kmは私の超超激練になった。
ずーっと心拍は160超えている。ソリア?
4人は涼しい顔してる。  クッそーッ!ってくっ付いて行きました。
死ぬかと思ったけど...

激練楽しいなー  (出来る。可能なキャパの範囲内ならね)


02なるしま神宮クラブラン@荒川.彩湖
03なるしま神宮クラブラン@荒川.彩湖
レーシング班2人に引っ張られる2人。
ちぎれかかって必死にしがみ付く私。
04なるしま神宮クラブラン@荒川.彩湖

荒川、彩湖.道満周回コースまではなんとかくっ付いて来れた。
この後、レーシング班2人がダンシングでスピードアップしていく。
ちぎれる。と言うより、見送るしかない私。
無理っす...
05なるしま神宮クラブラン@荒川.彩湖



レーシング班2人がギシギシと周回練しているので、
帰り時間が迫った残り班で帰路へ。

帰りは帰りで、既に脚が無くなった私は、また激練ね。


今日がどんなに激練だったか。
3時間強の練習で、帰って計ったらノッブ王子は2400gDNでした。
補給2回しましたよ。ボトルのドリンクたくさん飲みましたよ。

自転車は楽しい

06なるしま神宮クラブラン@荒川.彩湖07なるしま神宮クラブラン@荒川.彩湖08なるしま神宮クラブラン@荒川.彩湖


09なるしま神宮クラブラン@荒川.彩湖
おまけ
17号沿いの中華屋.福寿円。
何故かショッキングピンクのバレリーナが看板に...
桃色バレリーナに FUKUJUENG ?
何だ?   シャレ?   昔は2階がバレエ教室? 下が中華屋で? ...

謎です       気になるー...

| 自転車 | 20:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
東海大学.2010年度 卒業設計講評会
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96東海大.卒業設計.講評97東海大.卒業設計.講評98東海大.卒業設計.講評99東海大.卒業設計.講評

ブログアップが遅れましたが、

東海大学で卒業設計講評会に参加してきました。

約30数名の作品の、上位11作品を講評会です。
この日、惜しくも上位作品に選ばれなかった作品でも、
私が気になった作品は講評文を書きました。

101東海大.卒業設計.講評
102東海大.卒業設計.講評


初めに全体の印象です。今年はテーマやコンセプトに奇抜な感じがなく、悪く言えばオーソドックス。それでも、真面目な取り組み方が良かったです。私は好印象でした。また、コンセプトを建築のかたちに置き換えるスタディの方法に、オーソドックスでもクレバーな痕跡が見られて良かったです。こういう思考の積み重ねが「建築の力」をつけていくことになるんだと思う。今年も良かったです。
ちょっと気になったのは。コンセプトの良い形、風景をつくりだすために、それらを阻害する構造や、場合によっては屋根や壁などの「建築の外郭」を省いているものがあったこと。コンセプトを邪魔するものが省かれているのですから良く見えますが、コンセプトの最適なかたちとは違うと思います。全てを受け入れて、自分の考え出したコンセプトを建築のかたちにしていってください。こういうスタディを続けていっても、建築の力は付かないです。




私が気になった作品は、


澁谷 和馬さん 木密補強帯 
        −都市の土手による北千住カルチェラタン化計画ー

今、大学が集まりつつある北千住。荒川から小さな運河を引き入れて人口の小川と土手の景色を作り。その土手を、学生たちが集う現代のカルチェラタンにする計画。また。その土手と運河は、木造住宅が密集する地域を大規模火災から守る都市スケールの防御帯にもなっていました。
しっかりした考え方で提案が導き出されています。私は高く評価します。建築のような土手の形も魅力的でした。この近辺で、利根川と江戸川を結ぶために江戸時代に作られた「利根運河」がありますが(もっと大規模で大きなスケールです)、歩いてみて、人口的に作られたものでなければ有り得ない断面形状に感動しました。その断面の形がずーっと続いていく中を歩いていると、「形」が空間に与える影響に感心します。きっとこの土手と運河も、人口的だからこその美しい景色になると想像できますね。このカルチェラタンは楽しそうです。
103東海大.卒業設計.講評
109東海大.卒業設計.講評
104東海大.卒業設計.講評105東海大.卒業設計.講評106東海大.卒業設計.講評107東海大.卒業設計.講評



島田 浩平さん 本の森 〜小田原市立図書館移転計画〜

図書館の計画ですが、本そのもので建築をつくるコンセプトです。巨大な本棚が空間を文節し、大きな空間の構造に成っています。
コンセプトで勝負が決まった作品です。ここからはいくらでもこの方法の公式がスタディできるでしょう。部分部分のアイデアも見えてくるでしょうね。空中回廊のデッキが本棚を縫うように走っていて美しかったです。この考え方で小田原に現実の図書館を作ってください。  ただ、その本棚は木造構造でしたが、それは現実的リアリティばかりでなくイメージのリアリティもないように思います。本だから、人が手を触れるヒューマンタッチだから、木で作られている。に、しなくても、この大きな図書館は十分魅力的に作れるはずです。
110東海大.卒業設計.講評111東海大.卒業設計.講評112東海大.卒業設計.講評114東海大.卒業設計.講評115東海大.卒業設計.講評116東海大.卒業設計.講評



田口 慧さん 隙のある建築 
       〜薄壁の層によって空間認識が揺れ動く青山現代美術館〜

白い薄い板が隙間を作って重ねられている。それは風や人の動きに繊細に反応してゆらゆら揺れるような錯覚を起こす。隙間が隣りの空間や空を無数の細い映像にして、「バーコードの風景」になっていました。美しい空間に実際に入ってみたいです。こういう建築があってもいいですね。
ここからコンセプトは二つに別れます。鉄板で作られた白い薄い板が建築の構造そのものになる方法。もうひとつは。それらは建築全体の構造ではなく、内部空間や床を保持するだけ。そうすると構造強度がゆるくなるので、歩いている人の運動に呼応して空間が隙間がゆらゆら揺れるかも? 前者の考え方が正しいと思いますが、ゆらゆら揺れる後者の空間も魅力的ですね。
117東海大.卒業設計.講評118東海大.卒業設計.講評119東海大.卒業設計.講評120東海大.卒業設計.講評121東海大.卒業設計.講評122東海大.卒業設計.講評



今野 未奈美さん Sensitive Rhizome
        〜身体を覚らせる日比谷リハブパーク〜

地形をレトリックに操作して公園をイノベーション(リノベーション?)する提案です。地面は、血管が浮き上がった逞しい腕の表面みたいになっていました。地形の抑揚が、囲まれた場所を作り出しています。私は血管の内部がどんな場所になるのか興味を惹かれました。そこから見える公園の景色や外との繋がりをいろいろスタディしていけば、「地形の血管」は、考えつかないアーキタイプになる可能性を潜在させています。そうするとこの提案は、公園のイノベーションになるのだと。感心しました。
まだまだ足りないですが、内部のスタディにリアリティを感じました。が、肝心の公園はチグハグな印象で残念です。血管が浮き上がった逞しい腕の表面は、もっと美しいのですよ。
129東海大.卒業設計.講評130東海大.卒業設計.講評131東海大.卒業設計.講評132東海大.卒業設計.講評133東海大.卒業設計.講評



大出 真裕さん Fountain Village
        〜環境行動療法による精神ケアと社会復帰のための場〜

精神を病んだ人のための精神病院ほどハードではなく、侵された精神をリハビリさせるソフトな施設の計画。地球の色に連携する「自然のモノトーン」のように建築が有機的な形になっています。刺激を排除する場所がデザインされていました。
空間ダイアグラム、細かい部分や個々の空間が、真面目に考えられています。ただ、全体をひとつの建築とみた場合、形の繋がりや形そのものにチグハグさが目立ちました。この場所をそのコンセプトでつくるためのパラメーター、イメージのリアリティが間違った印象なのは残念です。
123東海大.卒業設計.講評124東海大.卒業設計.講評125東海大.卒業設計.講評126東海大.卒業設計.講評127東海大.卒業設計.講評128東海大.卒業設計.講評



いとう たくみさん 路地の記憶

都市空間で、ブラックアウトされているビルの隙間を「都市の路地」として再生させる提案です。忘れられている場所を、新たな都市インフラ(ちょっとオーバー?)として考えていくことを評価します。この路地にはいろいろな考え方が出来ますね。ただ、コンセプトが出来上がって、いきなり形になった印象は残念です。考える段階で、思考のスタディをもっと重ねて欲しかった。だから、路地は文字通りの路地のまま。この隙間は新たな都市のインフラになれるんです。
134東海大.卒業設計.講評135東海大.卒業設計.講評136東海大.卒業設計.講評137東海大.卒業設計.講評
134東海大.卒業設計.講評


「東海大学 卒業設計講評会 2009年度」
http://plastake.jugem.jp/?day=20100127 


| 自転車 | 11:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Helmet Blue
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00 LASヴィクトリー、ヘルメットカスタム

12月に手に入れたのに、ほっぽらかされていた LASヴィクトリー。 
青いヘルメットが Helmet Blue になりました。

微妙には違うけど OAKLEY JOWBONE とピッタリ。
Klein Blue の JELLY ENGINE とも繋がった。

マーキングやデカールが入っていないプレーンな状態なのですが、
それはこれからの楽しみにします。



今週は仕事が詰り過ぎで自転車ノータイム。
木曜日の今日は早朝にプチトレしよう。って、起きたら雨っぽい。
それで、ヘルメットカスタム練習に切り替えました。
あー。やっと Helmet が Blue になりました。
良かった。

03ヘルメット.LASヴィクトリー、ブルー
10LASヴィクトリー&OAKLEY. JOWBONE
LASヴィクトリーの青が何故か手に入った。ので、
OAKLEY JOWBONE も青を手に入れたら微妙に違う。
ヘルメットカスタムしなくちゃって、忘れていました。


01 LASヴィクトリー、ヘルメットカスタム02 LASヴィクトリー、ヘルメットカスタム03 LASヴィクトリー、ヘルメットカスタム04 LASヴィクトリー、ヘルメットカスタム05 LASヴィクトリー、ヘルメットカスタム06 LASヴィクトリー、ヘルメットカスタム07 LASヴィクトリー、ヘルメットカスタム

「Helmet Blue せっかくだから JOWBONE も Bleu」
http://plastake.jugem.jp/?day=20101202
「 LASヴィクトリー 途中ですが... 」
http://plastake.jugem.jp/?day=20101125
「JELLY ENGINE は SOFTMACHINE に乗る」
http://plastake.jugem.jp/?day=20100418
「ヘルメット IDカード」
http://plastake.jugem.jp/?day=20090512


| 自転車 | 14:42 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
絶好調ー!!!
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07神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、
33神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、

本人は何だかんだと言い訳していましたが、 絶好調ですね。

私のことではありません。
obatakaeru 。 小畑さんのこと。

「明治神宮外苑学生自転車クリテリウム大会 2011」
一般.オープンレース「マスターズ.クリテリウム」で優勝しました!!!

昨年のツール.ド.オキナワでも2位!
岩島さんと、なるしまワンツーでしたね。
いや、今日も。「チームなるしま」は絶好調だった。


自転車仲間。真ちゃんと10:30にマック待ち合わせ。
ハンバーガー&コーヒーしてからレース観戦予定だったので、
せっかくの日曜日。多摩サイトレーニングしてから行こう。
それが、
4日ぶりの多摩サイペダリングは、調子出ない。
諦めムードで折り返そうとした辺りで廻り始めた。
廻り始めた「いい調子」を体に記憶させよう。って、
どんどん走って福生まで来てしまった。
戻りの多摩サイでスピード上げたけど待ち合わせ時刻が迫る。
甲州街道も飛ばしたけど、大遅刻してしまった。 
ゴメンッ! 真ちゃん。

それでもハンバーガー&コーヒー@246マック。
スタートぎりぎりでレース会場でした。
会場着いたら仲間の学ブッチもレース観戦でした。


スタート1周回目のヘアピンUターン。高岡さんがトップで飛び込んできた!
11神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、
12神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、
上位に小畑が絡んでいる!

高速タイトターンなのにみんなペダルを廻している!!!
ペダルが路面にヒットしたら、即落車なのにすげー!

ヤマケン(山本健一さん)、倉林も続いている!
13神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、


2周回目。上位小畑、調子良さそう。
14神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、
ヤマケン、倉林も集団上位で調子良さそう!
15神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、


3周回目。倉林がトップにたってる!!!
このままスタートライン抜けたら一回目のポイントゲットだ!!!
16神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、
4位に小畑! そのすぐ後ろでヤマケン!
17神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、
倉林の逃げはチームプレーだった。
玉砕覚悟で2回目ポイント奪取。で、他選手のポイントを阻止する。
ヤマケンが小畑のラインを作る。
1回目、3回目のポイント奪取した小畑の展開は有利になる。
倉林、ヤマケン。玉砕覚悟と言ったって、逃げる脚があるのがスゲー。
やっぱり「チームなるしま」ぜっこうちょー!


4週回目。 小畑4位! ヤマケン5位!
18神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、19神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、

小畑、ポイント連続で稼いでいる。

最終周回に入る。
20神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、

ゴーーールッ!!! は、シナジーの外国選手でした。 
21神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、22神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、24神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、


やった! 暫定1位!!!   判定待ち。
25神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、

絶好調のチームなるしま3人衆。 小畑、ヤマケン、倉林。
26神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、

プロを引退された飯島さんも参戦でした。
27神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、

優勝確定!!!  ぜっこうちょーっ!!!

倉林も5ポイントで7位ーっ!!!

DJガラパさんのインタビュー。
28神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、
30神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、31神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、32神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、
34神宮外苑クリテリウム2011、チームなるしま、


神宮外苑。絵画館前の道路(スタート.ゴール近辺)は妙にシワクチャ。
神宮アスファルト大神宮アスファルト小
日本で一番古いアスファルト舗装なんだそうです。
で、貴重な遺産として保存している。

舗装路面を歴史遺産として保存しているのはめずらしいです。

http://www.jsce.or.jp/branch/kanto/04_isan/h16/h16_3.html

 聖徳記念絵画館前通りをふくむ明治神宮外苑の道路舗装は、ワービット工法を採用したわが国最初の工事でした(1926年竣工)。ワービット工法とは、下層に粗粒度アスファルトコンクリート(15cm)、上層に富配合のアスファルトモルタル(5cm)を敷いて、上下層を同時に転圧して仕上げる工法です。絵画館前通りには、80年前の舗装が今もなお使われています。これは現存する車道用アスファルト舗装としては最古級のものです。アスファルトは国産品(秋田県豊川産)を、下層のアスファルトコンクリートの主要骨材は相模川で採取した砂利を使用し、当時最新の機械化施工でつくられました。
 外苑道路の設計にあたっては、交通や苑地の美観に配慮して、排水管や水道管・電線ケーブル・ガス管をすべて地下埋設し、歩車道分離もおこないました。聖徳記念絵画館前通りの道路遺産は車道のワービット舗装だけでなく、絵画館前の池と統一的につくられたサクラ御影の歩道敷石、山梨県塩山産の花崗岩縁石、L字溝のグレーチングなどに、今ではあまりみられない丁寧な仕上げをみることができます。
 絵画館前通りは、竣工当時“絵画館前広場道路”と称され、広場としての機能も期待されていました。現在も東京を代表とする道路景観として親しまれています。

所在地: 東京都新宿区
竣工年: 大正15年(1926年)
構造形式等: 道路景観および道路舗装。舗装は、ワービット(ワーレナイト・ビチュリシック Warrenite-Bitulithic の略)舗装。
授賞理由:
(1) 東京を代表する道路景観
(2) ワービット工法を利用したわが国最古級の車道用アスファルト舗装
管理者: 東京都新宿区


36パワーバー、Honey Stinger
レース会場には「なるしまブース」がテント出展していました。
レース観戦した判子もらって、なるしま神宮店でお買い物したら、
ハニースティンガー.エネルギーバーを貰った。
今すぐ食べたいーっ!     私もゼッコウチョーッ!!!

お買い物はワイヤーロックだったのに、申し訳ありません...


20時から祝勝会があるんだけど。
私は仕事...    ハニースティンガー補給しながらやってます...

| 自転車 | 23:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
東京電機大.2010年度 卒業設計講評会&DDC賞審査
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62.5東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞
56.5東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞65.5東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞
88東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞
53.5東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞

東京電機大で卒業設計講評会に参加しました。

私はD.D.C.(デンキダイガク.デザイナーズ.クラブ)というOB会の
会長をしていまして、卒業設計講評会にもOBとして参加します。
私たちOBの講評をきちんと文章化。公表.掲示しています。
優秀な学生に毎年「DDC賞(OB賞)」を授与させていただいています。

DDC賞審査については、次のブログで。

OBが後輩の卒業設計を 「講評.文章化.掲示」 している大学は、
電機大だけではないか? と、胸を張っています。


電機大の卒業設計講評会ではちょっと変わったことも。
「卒業設計賞」は、先生全員の採点で最高得点の設計に贈られますが。 講評会に集まった常勤、非常勤、OBが学生のプレゼンテーションを聞いて、最後にもう一度、それぞれが五つの作品を選びます。その得票数6〜8位までの作品をトーナメント形式で2つずつ戦わせて勝ち上がらせ。勝ち残った作品にこの日の「賞」を贈ります。
面白いのはその戦い方。学生には発言させず。学生たちの前で、選んだ講評者どうしのバトルになります。評価する側も評価軸を評価されますね。その作品を深読みして、潜在している価値を掘り出して、褒めたり、貶したり。また、トーナメントなので評価は常に二者択一。選ぶのも悩ましいです。
学生たちには意味のあるバトルになります。私もバトルに参戦です。

バトルの模様。 
50東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞
学生たちは、講評会よりも前屈みになり真剣に聞き入ってます。
51東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞
トーナメントは...
52東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞




全体の印象をはじめに言います。それぞれ発想(コンセプト)が面白かった。「いろんな事から建築を考えるなあー...」と、感心しました。考えていることの柔軟性を評価したいです。
だけど、
コンセプトの輪郭が見えてきて。そこからは明らかにスタディが間違っています。だから建築がコンセプトの最適な形に成っていない。スタディが不足?には思いません。どの作品もエネルギー、情熱を感じます。「建築の作り方を知らないのかなあ?」そういう印象です。例えば、平面計画に新しさを求める作品が少なかった。設計が苦手なの?ですか?。建築計画、建築設計を軽視しすぎな印象です。計画、設計がしっかりしないと、どんなに良いコンセプトも建築の形に成っていかないと思う。設計が造形の基礎演習で終わってしまいます。
講評会でほとんどの講評は、「これはこう言うことなんだよね」、「こうなるから良いんですよ」 ... 。私たちは作品を探るようにしか発言できなかった。それは建築のベースとなる部分が弱いから、考えたことの最適なかたちになっていないから、どうしても、両手を挙げて褒められなかったのです。君たちの作品を深読みして潜在している可能性でしか評価できなかった。
それでも、
考えていることの柔軟性は大事な資質。これからもスタディは続いていくのだから、そのことを意識していってください。



私が気になった作品は、


柏崎 潤さん 「 Full square 」

建築の形はどう構築していくべきか? 空間の関係にどんな制御や操作が可能なのか? いわゆる3次元立体として探るのではない。別な方法、アプローチを提案しています。
立体を、数値化されたグラフのように捉えて、マッスとボイドの比率、関係が作られ、ベースが出来上がる。そのバリエーションから、中の個々の空間機能を当て嵌めていく。建築設計の視点で言えば、逆算しながらスタディしているかのようでした。また大きさの違うベース立体が組み合い、全体で相似形なベース立体になる。自己同次性を内在しているフラクタルな考え方の空間設計? マンデルブロ図形の建築版?
私には大変面白かったです。自分の考えていることを最後まで諦めずに、逃げずにスタディしていた痕跡がプレゼンテーションから見えてきました。自分のイメージにしっかりしたリアリティがあって、真面目に取り組んでいく姿勢がいいです。
可能な限り建築的アプローチでは無く、自分が考えたアプローチ、スタディであったから、ちょっとオーバーですが、美しかったです。アプローチが建築的で無いのだから、いろいろな部分で不備や欠陥もあることでしょう。不完全なところも見えるでしょう。それでも私は高く評価します。こういった考え方、スタディが続けられ重なっていって。建築の意味がイノベーションされていくのだと思っているからです。
56東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞57東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞58東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞59東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞60東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞61東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞



本庄 麻美さん 「出会い、つながる」

屋根というか、床というか、あっちこっちが切り欠かれた大きな白い平面が、重ねられた形がずれることで場所に成っている。場所の作りかたがクレバーな印象です。さまざまな可能性が見えてきます。
もっと大きな都市的スケールでも、小さな集合住宅でも有りうるコンセプト。ところどころで切り欠かれた穴で、上下がストーリーのように繋がっていくので、そのアーキタイプも自由自在ですね。クレバーで強い提案を高く評価します。手描きの内観パースを見たらはっきりと建築の風景が表現されていました。自分のイメージにリアリティを持っていることは大事なことですね。真面目に正面から自分の建築に向かっている。最後まで設計を逃げていないことに感心しました。
ただし、
より内的な空間(部屋?)を作るために、四角いマッスとしての建築が挟まっていましたが、それはこの考え方を自ら否定してしまう。コンセプトの形をピンボケにしてしまう。白い平面の重なりだけでは設計に問題が起こっていくので、四角い建築を嵌めて問題が起きないようにしたのでしょうが。それらの問題をこの考え方で解決していくことが、コンセプトの最適な形を作るスタディなのだと思います。
65東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞66東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞



占部 将吾さん 「大地を縫うワンルーム」

遠くから見たら、アールを描いた白い枝がパラパラと地面に降り落ちた「風景のような建築」。地下にもその枝が刺さっていってる。スケールが大きくて建築として美しいと感じました。構造の視点からも美しいですね。タイトルどおり。それらが絡み合って、縫うように空間が関係していく。どのようなアーキタイプでも納めてしまう強さがある。基本構想を評価します。
これからスタディすべきは、斜めなフロアーを機能させるための提案、ディテール。立体的な組み合わせのバリエーションから、さまざまなアーキタイプへの適合性を見い出すべく、この提案の公式を見つけること。ですね。
ちょっと残念だったのは、地下でも縫うように空間がデザインされていたら、この提案に潜在されている違う顔が見えたかも? 可能性として見たかったです。そして。この魅力的な形に最適な平面計画が嵌まって。形は建築になっていくのですが、計画のスタディが足りない?印象でした。白い枝のばら撒かれ方にも、沢山のスタディが必要なのです。
64東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞
62東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞
63東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞



山田 飛鳥さん 「こどもたちの居場所 - 今日はどこで遊ぼうかな - 」

地上より持ち上げられた緑の絨毯は、埋没したように埋め込まれた屋根の連なりに手が届く新鮮な風景になっています。絨毯の下では、木造の家が光を下ろすトップライトになっていて、新鮮な空間が見えてきます。単純な操作だけで、今まで見たことのない場所を作り出している構想を高く評価します。私は小学校だと勘違いしていましたが、タウンセンターとバスターミナルなんですね。面白い。そして小学校でも楽しげに思える建築。単純でも強いコンセプトが気に入りました。
絨毯の上では屋根の配置が広場の空間ダイアグラムを決定します。絨毯の下では屋根の配置がアーキタイプを適合させていきます。細かいところや平面設計はまだ不完全に思えましたが、それはこれからスタディをしていけば解決できる。(それでは駄目なんですけど...) このコンセプトに考え付いたスタディの瞬間を大事にしていってください。
67東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞68東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞69東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞



竹山 夏美さん 「記憶とともにある歴史建造物の再生
           - 元町小学校小公園再生計画 - 」

歴史的に意味のある建築を保存する場合、いろいろな方法があります。床の間に飾るように、その歴史的価値をいにしえのまま残す。それから。建築の機能を上書きするように、現在の建築としてリノベーションされて生きていく。この提案は後者です。評価しているのはその視点。建築の屋根に着目してここでは、離れた公園と繋げて空中に新しい空間を作っています。それらを連結する場所は図書館になっていました。いや、この提案ではその屋根が空中の動線になっていることに意味があります。この方法は、「都市部の空中に新たなインフラをつくる」というプロトタイプの可能性も見えてきますね。感心しました。
ただ、竹山さんが自分の考えたことの本当の意味を自分自身に説明出来ていないこと。だから大事な連結部が細い空中廊下になっています。これでは「繋がれる」ことは出来るけど、それが意味のある機能に、都市の新たなインフラには成っていきません。繋がった真ん中の図書館の設計が中途半端な印象でしたが、そのことも大事なのですが、この提案ではそのことよりも、「建築の屋根」の意味を問い直す事が重要ですよね。竹山さんが自分で考えたことを抽象化できていたら、屋根が新しい意味になる、「あるべき形」が見えてきたのに...。惜しかったです。
53東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞54東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞55東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞



荒井 亮さん 「都市の毛細血管」

既存ビルディングで満たされた都市中心。それを、最小限なリビルドで広範囲に再開発させる提案です。ビルとビルの隙間、土地の空中権をベースに、新しい空中空間インフラが張り巡らされていく。いわゆる都市計画ではなく、都市自体を建築空間の視点でアプローチしている考え方を高く評価します。魅力的なコンセプトです。ただ、この方法をいろいろなケーススタディに当て嵌めて、建築操作の公式や、既存都市との適合バリエーションが見たかったです。コンセプトの輪郭が出来たところでスタディが終わった印象なのは残念です。
75東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞76東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞77東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞



中嶋 大介さん 「住商共存生活」

澁谷川が暗渠化されて、その両側は徐々にショップで埋められ、埋め尽くされていって。更に交差する路地にも、ウラハラはこの道筋に染み込んでいったのです。「暗渠」という操作が、アノニマスな都市の路地を作っていく。ウラハラのような、暗渠された場所は日本中にたくさんあります。提案がプロトタイプになっていく可能性がある。意味のある提案。
ウラハラの路地感覚で、裏原を再開発している。計画されているようでアノニマス。その印象を確定させているのは、ボックスinボックスの住宅でした。2重構造のスキマは、セミパブリックや半外部空間というより、路地を内在させている。プチウラハラが生活を包んでいます。なかなか面白い空間ダイアグラムでした。
残念なのは。その考え方は、この場所で同じく密集しているショップボックスにも使われていないこと。この場所全体がウラハラをメタファーにしたレトリックな提案の空間になりません。それに配置されたボックスの「隙間な」外部空間に設計の痕跡が見られなかった。計画のないスキマは、単なる隙間でしかありません。
78東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞79東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞80東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞



堀 聖弘さん 「交差する風景」

首都高速が突き抜けていく東京の丘陵地を再開発しています。ローマの水道橋? ダム? 並列に並べられた壁のような建築を首都高が貫いていく。ひとつひとつの建築は真面目に作られていて、細かい部分まできちんと設計されていました。設計力の高さを評価します。
図面を読み込んでみると、全体計画がコンセプトグラフィックや空間ダイアグラムで表現されていましたが、模型を見る限りそれは建築の形、表現になっていなかったことが残念です。個々の建築に向かい合うビジョンの強さと同じに、全体計画が表現したい意味を強いビジョンで見せて欲しかった。
81東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞82東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞



花田 洋輔さん 「かべの芽は公園を包む」

集合住宅が建築として持つ意味は。 生活がひとつの場所で関係されること。小さなグルーピングでの関係、全体を形作る大きな関係。それらは、一戸建てが密集された地域での関係とは、違う意味を持ちます。それから、その集住と廻りの環境、都市との関係にも意味を持ちます。花田さんは説明の中で、透明性を語っていましたが。その透明性がここでは、集住と四角い中庭の関係ばかりでなく、都市と集住の関係にも見てとれました。また透明な建築は都市と中庭にも関係を生んでいます。シンプルなコンセプトですが、生活、外部、都市、さまざまな意味の関係がデザインされている。「透明で生活は出来るのか?」 このことはまた別の問題として考えていきましょう。社会の通念、常識、慣習は生きものなので、時代と共にゆっくりと変化しているのですから。
だけど、
この透明な集住のコンセプトはもっと高層化されたほうが、意味を強く発揮できると思います。超高層集住でも良かったのでは? その時に巨大な超高層建築はその透明性によって、都市からの視線を通過させる。高密度な生活空間なのに都市にじゃましない新しい関係を作りますね。
83東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞84東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞



武関 夢乃さん 「 collective village 」

終電を乗り過ごした真夜中の放浪者。住所を破棄した人たち。ネットカフェをインフラにする生活。都市生活の端部を建築の場所としてデザインした提案です。建築の性格が「かたち」となっていました。それを必要としている人たちには快適な場所になるのでしょうか。私にも魅力的に見えました。建築生産の視点、成長する形としての建築、メタボリックな思考で見るとこの提案は不完全です。それでもこのランダムな集まりが魅力的に見えるのは、グルーピング計画が良いことと、快適そうに見える外部デッキテラスが周囲の環境と都市的な関係になっているからでしょうか。
ただ、真ん中の大きなボイドで全体をひとつの空間にまとめていますが、グルーピングとの関係が乱暴に思えます。もっと小さな吹抜けがランダムに配置されていて、複雑に関係されていったら、楽しげな内部が生まれたでしょう。
85東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞86東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞



中川 雄太さん 「川越の文化複合施設」

黒い大きな塊が川越に出現した怪獣のような、文化複合施設。その黒い色は、川越の瓦屋根から引っ張り出されたコンテクストですね。その、「街並みのコンテクスト」をひっくり返すようなランダムな形が、私には新鮮でした。設計計画や空間ダイアグラムが云々。よりも。何故この建築がこの場所に建っているのか?。に、興味が惹かれました。「大きな破綻は無く、大胆ながらきちんと考えられている」。真面目な姿勢だから、最後まで自分の考えたことを建築のかたちに出来た。建築家であるための基本的資質ですね。
87東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞88東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞



細田 絵里子さん 「猿島美術館」

戦時中は重要な軍事拠点。要塞として機能していた「猿島」の軍事遺構をリノベーションすることで、現代の猿島をデザインする提案です。地形と地中の遺構を建築計画的な空間と捉えているスタディは同感できますが、リノベーションの操作が弱いように感じました。もっと地中を大胆にデザインしても良かったのでは?。それに。島の中腹に出現した建築の造形が、猿島には馴染んでいません。島の平面を円のダイアグラムで計画していく感覚は、高く評価しています。それが立体になっていく時に、スタディが間違ったのでしょうか。ポエティックな印象に引っ張られすぎたのですね。建築のプログラムを確定させるための情報量が足りない印象です。
70東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞71東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞72東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞73東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞
74東京電機大2010年度.卒業設計講評&DDC賞




卒業設計講評会 東京電機大学
http://plastake.jugem.jp/?day=20100209
卒業設計展ゲストクリティーク&DDC賞決定&講評文
http://plastake.jugem.jp/?day=20100227


| 自転車 | 22:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
どうしてもお尻が上下する
JUGEMテーマ:じてんしゃ全般
 
01サドル selle italia SLR カーボン.フロー

サドルを交換しました。
気晴らしに。じゃなくて、悩み解決のためです。

自転車乗り出して、私は自分の体の特徴に気が付いた。
坐骨って言うんですか、両側お尻で後ろに出っ張った骨。
すわると座面にとんがって出ているやつ。 体を支えているんですね。
それが人の平均値より出ていると思う。
座面が硬い木のイスでも、長時間では痛くなる。
だから、
硬い硬いレーシングサドルが拷問台になる。
私の坐骨と気が合わないサドルだと我慢しても1時間。
知らずにロングライドに出た日にゃ、ずーっと立ち漕ぎで帰ってくるのです。
それで、
サドル遍歴が始まりました。
レーシングサドルの性能はいろいろありますが、
選択評価軸はただ一つ。坐骨と仲良くなれるサドルを探して、
そうだなあー...   20個ぐらい買ったでしょうか。
たどり着いたのは意外にも、薄くスポンジ少なめの selle italia SLR でした
坐骨の嵌まるところが凹んでいて、お尻の形に馴染むんです。
SLR → SLR xp → SLR カーボン.フローに行き着きました。
真ん中に穴が空いたフローは、左右独立でベンディングして快適です。
ただ、
そんな SLR でもロングライドは我慢の限界。
200kmオーバーなんて最後は泣きながらですよ。

なるしまフレンド.鈴木店長に薦められて、Smanie マスクレース。
「細っ! でもハンモックみたいにベンディングして良いかも...」
ピッタリ嵌まった。
凸凹の形状も、走っていてお尻を移動させると着圧点がずれていい。
一日中座っていられる。
JELLY ENGINE シートポストに固定化されました。

サイクリングがトレーニングに変わって。
私のメディオはケイデンス100〜110ぐらいです。
ペダリングスキルがダメなのは分かっていますが、
高回転ではどうしてもお尻が跳ねだす。
そうすると、ペダリングの力が推進力に集中しない印象に感じる。
このままトレーニング続けてペダリングスキルアップが最良?

「うーん...  サドル変えて、様子見ようかなあ... 」

いまのところロングライドしないから、
気分転換な  selle italia SLR カーボン.フロー

あっ! 気晴らしだったのか?...



Smanie マスクレース 181.8g
00自転車って、結局何なのよ?

selle italia SLR カーボン.フロー 136.8g
02サドル selle italia SLR カーボン.フロー

TREK ボントレガーのシートポスト。ワンボルトクランプのやぐらを
カーボンレール用に変えています。
サドル下の黒くてグチャグチャしたやつは、ワイヤーロックです。
01サドル selle italia SLR カーボン.フロー

「器材レポート サドル」
http://plastake.jugem.jp/?day=20091218
「またまたサドル」
http://plastake.jugem.jp/?day=20090317


きのう。小畑さんから連絡が、
私用の用件だったんだけど、「今、成田空港なんだ。」
「もしかしたら自転車? 帰りは二人乗り? 有りうる... (笑)」
冗談で言ったのに、
「そう。レーパンです。 輪行で帰りますよ。」

自転車マンに冗談は通じませんね。

私も家族から、日帰りで箱根や富士山行っても半分冗談だと思われてるし


| 自転車 | 11:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ミッドナイト.ロードバイク@TokyoSnow 肘強打!
JUGEMテーマ:じてんしゃ全般

00ミッドナイト.ロードバイク@Tokyo猛雪

凄かったですね。昨夜の雪は、
夜中になって窓から眺めたら真っ白。
湿った雪でまだ路面凍っていないだろう。、
面白そうなので JELLY ENGINE で雪遊びに。
ミッドナイト.ロードバイク@TokyoSnow。
事務所の廻りをぐるぐる廻りました。

通行人が訝しがる中、30分ほど激走!
だんだん慣れてきてスピードも上がる。
リアホイールドリフトしながらコーナリング!  面白いっ!!
って、
いきなりフロントホイールが滑ったっ!!!

レフトコーナーで路面に落ちました。
JELLY ENGINE を抱え守って受身。 
に、失敗して左肘強打!!!
骨の出っ張ったところなので激痛。悶絶。息が出来ない...

幸い打撲で済みました。



オフィスから眺めたら一面真っ白。
01ミッドナイト.ロードバイク@Tokyo猛雪
寝ている場合じゃない。
急いで着替えて、
 JELLY ENGINE ミッドナイト.スノーライド
02ミッドナイト.ロードバイク@Tokyo猛雪

ライトターン!
03ミッドナイト.ロードバイク@Tokyo猛雪

コーナー抜けてストレート加速!
04ミッドナイト.ロードバイク@Tokyo猛雪05ミッドナイト.ロードバイク@Tokyo猛雪
Uターンして。 

S字コーナー
06ミッドナイト.ロードバイク@Tokyo猛雪

コーナー抜けて加速!
07ミッドナイト.ロードバイク@Tokyo猛雪

調子に乗って遊んでいたら、 滑った。
転んだ後の状況や雪まみれの JELLY ENGINE を撮り忘れました。
って言うか、激痛でそれどころじゃなかった。
骨折かと心配しました。


あの雪の中をジテツウで帰った人もいたって、
そりゃ、路面凍結してないだろうけど、
幹線道路を車に並んで走るなんて。
すげーな。


雪の中のカエル
08雪の中のカエル@Tokyo猛雪
09雪の中のカエル@Tokyo猛雪


| 自転車 | 20:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
BLACK THUNDER
JUGEMテーマ:じてんしゃ全般

00バレンタインのBLACK THUNDER

世の中がバレンタインに染まってる。
私だってチョコレイトに囲まれていますよ。 友人や家族からですが
高級ラスクやデラックスなウイスキーボンボン...
「はい。 とってもおいしゅうございました。 ありがとうございます」
チョコレートも美味しいものはほんとに美味しいですね。
で、
家族からシャレのバレンタイン。 「BLACK THUNDER - 黒い雷神」
初めて見た。  
高校生や若い女性に大人気だそう。 

01バレンタインのBLACK THUNDER
うわっ!と。  ピンボケ。 
この方が高級感ある? レストランで〆のデザート?に、ぜんぜん見えないか

小さいほうが「ブラックサンダー - 黒い雷神」 21.7g (実測値 笑)
115kcal
脂質は5.9g、炭水化物14.1g、たんぱく質1.3g、ナトリウム71mg。
薄くて大きい「ビッグサンダー - 雷神大暴れ」 36.8g (実測値 再笑)
207kcal
脂質は10.6g、炭水化物25.1g、たんぱく質2.8g、ナトリウム130mg。
チョコレイトビスケットをチョコレートで包んだものです。
断面に見える白いものは白ビスケット。ナッツではありません。
02バレンタインのBLACK THUNDER
味? 美味しいです。全然安っぽくない。すっきり甘くて、ちゃんとチョコレート。
スニッカーズみたいにナッツ類やトッピング入っていないので、
そこで好き嫌いが別れるかも...
小さくても食べたボリュームはビッグ。
カロリー高いので自転車補給食にいいです
小さいほうなら背中のポッケに...  あっ! 溶けますね。
でも、どこのコンビニでもあるので何時でも手に入る。

一個32円、53円。 お子様な価格もいい感じ。
この、いかにも駄菓子な包装が「黒い雷神」ですね。 名前、エグイです。
筋肉ゴールドな躍動感が、昔、地方で販売されていたパワー系ドリンク、
「スーパーゲルベゾルテ D!」(実名です)の記憶に重なる。
BLACK THUNDER... ブラックサンダー... 黒い稲妻... アリス?...
03バレンタインのBLACK THUNDER 

自転車やんないのに全部食べたら、 太った! 翌日ほっぺが分厚かった。
合計1081kcal だから当たり前ですね。
700g近く太った。 スゲーなチョコレイト。
それと。
個人の感想ですが、これだけ食べると飽きます。気持ち悪くなるし...



追伸
昨日の路面凍結自転車DNS事件。
いろいろ聞いたら、場所によって状況が違っていたみたい。
だから自転車発進可能な人もいたんだ...
だって、
快晴の陽が昇った am 8:15 なのにカリンカリンのツルンツルンでしたよ。
私の事務所の廻りはビルの配置なんかも関係して、
冷気に包まれていたようです。  それに世田谷近辺は気温が低かった。
同じ東京でもいろいろあります。広いからね。

と、書いていたら、また雪が落ちてくる。 地面に白く重なってる。
自転車走れなくなる。


| 自転車 | 22:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
雪っぽい 雨あがりの早朝で
JUGEMテーマ:じてんしゃ全般

00路面凍結!なるしま神宮クラブランDNS

夜中に追い込みかけて仕事、用事、ブログはメディオさせて終了。
雪が消えたから、なるしま周回練で「ちぎれたってメディオ」できるぞ。
みんなのツイッター探ったら、路面凍結注意!情報が...

とにかく睡眠とらなくちゃ

起きて、オフィスから眺めるかぎり快晴の日曜日。
「なんだ。これなら大丈夫そうだな」
それでも早朝の外気温は氷点下。-2℃だったから、
ぎりぎりまでオフィスで待機。遅刻追いかけ周回練合流予測で外に出た。
ら、
道はこんなことになっていました。

空中首都高で日陰な甲州街道は危険なので自転車DNSですね。
残念

02路面凍結!なるしま神宮クラブランDNS
am8:15なのに、まだかりんかりんに凍ってる。

小さなスケート場
04路面凍結!なるしま神宮クラブランDNS

ここは日陰。 陽のあたるところまで出ようと押し歩きで...

滑った!
05路面凍結!なるしま神宮クラブランDNS
で、
今日は「やーめたっ」

今から寝ます。  「おやすみなさい」
...



「追伸」

ちょっと寝て起きた。
PCウィンドウめくったら、自転車やめてる人もいるけど周回練ダン。
みんなどうやって「なるしま」まで行ったんだ?
完全に凍結してたけど...
スケートみたいに滑って行った?
凍ってたのは事務所の廻りだけだった?

うーむ...   根性? ...

| 自転車 | 17:30 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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