気持ちはかたちになる
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01エ.ブレ

ロードバイクで走ってません。 いや、ロードバイクには乗ってます。
自転車で走ってますが、自転車練習になっていない。
「まずいなあ... 」 と、憂慮しつつ。
「しょうがないか... 」と、達観しつつ...

大学も、生田の明治、九段下の理科大は自転車で。
湘南の東海大は諦めました。 (自転車で行ったら授業できない... 笑)
打合せや現場監理は可能な限り自転車で。
ちょっと時間をみつけては、山道具を研究(?)するべく神保町、上野へ自転車。
スタッフ、OBと、オフィスライド.スタッフサイクリングは続いています。
他にも、出来る限り自転車で出かけています。
なんだかんだと週に180kmは走っているんだけど...

だから自転車に乗っているのだが、自転車練習はしていないんだなあ



私のこころのキャパシティ。
大部分を占めていた「自転車」に、「山と渓谷」が侵食しつつある。

ここ2ヶ月。自転車雑誌を買っていない。見ていない。
山道具のカタログ、山の本がいつもカバンに入っている。

それでも、
自転車と山は、どちらも私には大切なものだから、
両方でいっぱいにしようと、こころのキャパシティ拡大に努力しています。



短期間で9000gアップした私の贅肉は、
7500gDNまでになりました。
あと1500gDNでゼロスタートラインに着けます。
しかし気になることも、
クリートペダルで自転車と引っ付けるロードバイクではなく、
フラットペダルの「L`Amour Est Bleu」ばかりで走っていたら、
何か太腿が太くなった。気がする。
練習でなくてもペダリングは意識しなくちゃね。

02エ.ブレ
| 自転車 | 14:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
TV 撮影 ハウスミニ     
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600TV撮影-ハウスミニ

設計デザインした「ハウスミニ」をTV撮影しました。

お昼の情報番組なので、ユーザー目線の紹介になりますね。

事務所で設計デザインした住宅は建築雑誌や一般誌に発表します。
TVでは「渡辺篤史の建もの探訪」で毎回紹介させていただいています。
それらは私たちの考えていることをダイレクトに情報発信していただくので、
設計者としては嬉しいのいですが。
そればかりではなく、
ユーザー目線、視聴者寄りの紹介もいいことなのかなと、
クライアント様にTV撮影の承諾をいただきました。

5月6日.金曜日 テレビ東京.7(12)チャンネル
お昼の情報番組「7スタBratch 司会.パックン」 です。

よろしかったら見てください。

ハウスミニで私たちの考えたことが、上手く伝わればいいのですが... 
(不安...  笑)



天気が良くて、よかった。
700TV撮影-ハウスミニ

元ジャイアンツの宮本和知さんがレポートされました。

703TV撮影-ハウスミニ704TV撮影-ハウスミニ

撮影終わって、宮本さんと住宅について、しばらくお話ししました。
2年前にお家を建てられたそう。
2年前に撮影があったら...
お知り合いになって、宮本さんのために良いお家を設計デザインしたかった

705TV撮影-ハウスミニ

番組中、狭小住宅特集として30分で4件の紹介だそうです。
ハウスミニも7〜8分の出演となります。
ハウスミニは建坪6.5坪(21m2)の「小さな家」ですが、
狭い家ではないですからね。 (念のため  笑)

http://www.plastake.com/


竣工時の撮影
10ハウスミニ11ハウスミニ12ハウスミニ13ハウスミニ14ハウスミニ15ハウスミニ16ハウスミニ




 
| 自転車 | 21:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
見えなかったら 聞こえないとき 食べられない物 
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NHKの時論公論を見ていて、
被災地で起こっている事を論じていた。 
道徳観から語ることなく、被災地で起こっている現実を伝えていました。

避難場所が第二段階に入った。
地震、津波に翻弄され。着の身着のままで自宅から避難。集まった場所で大勢が身を寄せ合った。受けてきた恐怖、不安、極度の緊張が、ある意味で人間の感覚を麻痺させていたという。そして麻痺していたからこそ極限の状況でも大勢の人が身を寄せ合えたのだと。変な言い方だが、治まらない余震が避難場所の秩序を守っていると言うのだ。その時の気持ちは「とにかく生き抜く」。
しかし、疲労が蓄積していく中で人間の緊張は続かない。ストレスに潰される。避難場所での時間が3週間を過ぎ始めると人の気持ちは変化し始める。「とにかく生き抜く」は「疲労、ストレスを脱したい」「これからへの不安」に変わる。

そんな悲惨な状況はほんとに大変だ。 が、健常者ではない人たちの苦悩はさらに大きい。見えない人、聞こえない人、体の障害、知能障害、発達障害、そして認知症...   病気の人、介護が必要な老人などは、私たちにもその現状が伝えられてくる。やむを得ず放棄されたペットの問題は知っている。  だが、 障害を持った人たちも避難している。ただでさえ不便な日常なのに避難場所での苦労は推して知るべし。ほんとうに大変だと思う。

番組では特に認知症のことを話していました。
認知症は周りに迷惑をかけることがある。徘徊、怒る、叫ぶ、暴れる。避難者で混みあってるところでは問題になる、摩擦がおきる。認知症の人とその家族が、やむを得ず避難場所から出て行くこともあるという。周りの避難者にとっては「ただでさえストレスな生活なのに、堪ったもんじゃない」それはわかる。ただ、認知症の人は「困った人」ではなく「本人も困っている人」なのだし...   

些細な事と思われるかも知れないが、「食物アレルギー」だって問題だ。
物が、食材が、調理器具でさえ不足している避難場所での食事は、「生きるために、とにかくまず食べなくちゃ」なのでしょう。食事を作り、提供する人たちの苦労は並みじゃない。 それでも、そんな状況でも、 食物アレルギーの人は自分の身を守るために大変な努力をしているのだろう...



避難者全体で考えれば極一部の人たちの問題であっても、
深刻であることは事実。避けてはいけない現実。
それらが「国の救援のシナリオに入ってないぞ!」と、文句を言っても始まらない。だから地域毎に、避難者みんなで、ボランティアの力で、それらを解決していくのだろう。それぞれの地域で対応するシステムを組み立てていかなければ...   地域の範囲、視点で考えれば認知症の人は少人数だろうから、守れる小さな場所を作れば問題の一部はなくなる。認知症ばかりでなく他の事も、ちょっとした工夫で解決の道が見えてくるだろう。地域が自ら解決していくしかないんだなあ...

避難するって大変だ。
大きなことから小さなことまで、無視できない問題がたくさんある。

不安を煽るわけじゃないが、
私たちは歪みのストレスが臨界点まで迫っている地殻プレートの上で生活しているわけで...  明日にも、今この時にも、避難生活が始まるかも?って、
あしたへの覚悟を忘れずに、東日本の復興を祈っています。


| 自転車 | 09:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
神保町で 山と渓谷 つづき
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601山屋、サカイヤ

さかいやスポーツで山道具散策。
道具の現在、進化の情報の続きは、バックパックから。

616山屋サカイヤ、バックパック
813.5山屋サカイヤ、バックパック
617山屋サカイヤ、バックパック

ぐるっと見たところ、そんなに変化してませんね。
画期的な新機構、理論は出てきてないみたい。

Black Diamondo 。
岩が好きでも、自分でハーケン打ち込んで垂直岩壁を登らない人には、
ロッククライミングに特化したブラックダイアモンドは憧れのブランド。
ロッククライミング用のバックパックは動きを邪魔しないように細身です。
クライミング時に必要のない余計な機構は省かれていて、カッコいいよね。
618山屋サカイヤ、バックパック

バックパック。  山をやりだしたら、いくつも必要になります。
山小屋泊まりでも、北アルプス.裏銀座ルートなど長期縦走だと
70〜90Lのビッグエクスペディションタイプ。
私の好きな、北アルプス.槍〜大キレット〜穂高縦走や八ヶ岳縦走など
2〜4泊縦走なら50〜70Lのミドルエクスペディション。
尾瀬1泊で40〜60L。
谷川岳日帰りで2〜3000mピークだと30〜40L。 軽登山、散策なら30L。
縦走中のピークアタック用に20Lの軽くてコンパクトにたためるやつ。 
テント背負ってだと話しは違って、更に大きくなる。 
さまざまな山に行くたびに、バックパックは増えていく。  
最低でも3つは必要になります。

「楽しいー」って、いっぱい背負ってみました。

これかなあ? と絞られていって、気になったバックパックは、
イギリス.Karrimor の cougarシリーズ。 エクスペディションタイプで、
70〜95、50〜75、40〜55Lの3モデル。   
50〜75モデルが良さそう(2200g)
619山屋サカイヤ、バックパック

何が良いって、さすがカリマー。 背負って体のポジション合わせて、
ヒップベルト、チェストベルト、ショルダーベルトをぐっと締めたら、
バックパックが体に同化する。良い感じです。
これなら20kg背負って何日も歩けそう。

頭が小さくてお尻が大きいプロポーションは、ずんぐりしていますが、
岩場でポジションブレークした時に体が振られにくいんです。
垂直な岩壁で20kgに振られると結構怖いですよ。
例えば大キレット。「長谷川ピーク」や「飛騨泣き」でナイフエッジを
向こう側へ越える場面でも振られると「ドキいっ!」ってビビリます。 
プロポーションはずんぐりでも良いのだ。

50Lだと上の写真のかたち。 
頭が伸びて、両サイドの大型エクスパンドポケット、フロントポケットに
詰め込んで、  太った状態で75Lになるみたい。

軽量化のためにショルダーやヒップのパッドを薄くしていないのも良いです。
ここがやわだったり、スカスカだと背負った重量をまともに受けます。
荷物負けしてバテます。 いいパックは重さを感じない。

それでもこの10年の進化はパックを軽くしました。
この大きさで700〜1500gも軽量化されてますね。軽いことはいいこと。

バックはこんな感じ。背面長を体に合わせて背負ったまま変えられます。
山のパックってゴチャゴチャとベルトが付きまくっていますが、
全て大事な機能なんですよ。全部使います。
813山屋サカイヤ、バックパック

ARCTERYX 。見慣れないブランド。 カナダの新興メーカーで、
高価ですが、作りがしっかりしていて、独特の機構やキャラクター。
今では熱烈なファンが多いんだって。
814山屋サカイヤ、バックパック

背負ってみました。
パック全体を体に密着させないで、両サイドが空いている。
背中の熱をこもらせない理論ですね。
(重量を背中やお尻に伝える所は、しっかりと密着しています)

気になったのはショルダーとヒップのパッド。硬めで薄くしてあります。
軽い状態だとスカスカに感じる。
荷物が重くなれば密着するから荷重を伝えるようですが、 うーん...
815山屋サカイヤ、バックパック

背面長を変える機構もユニーク。
ショルダーベルトの小さな丸い3っつの突起が、
背面のグリッド状に空いている孔にプチプチ嵌まって、ポジションを決める。
肩幅にも対応出来るんだ。 面白い。
816山屋サカイヤ、バックパック


818山屋サカイヤ、バックパック

ペナペナで買い物袋みたいなこれは、
ピークアタック用の軽量コンパクトモデルです。
縦走していて頂上が縦走ルート上にないピークもあります。
そんな時は縦走ルートに重いバックパックは置いて、
これに最低限の荷物を詰めてピークアタックします。
例えば、槍ヶ岳、前穂高岳、尾瀬.ヒウチヶ岳、... 

817山屋サカイヤ、バックパック

同じくペラペラなトートバッグ。
山小屋でくつろいでいる。みんなでビールとおつまみ。なんかに重宝します
622山屋サカイヤ、バックパック

これはバックパックに被せるレインパックです。  必須なのですよ。
濡れなさそうなバックパックですが、防水はされていません。
だから、山で雨に濡れて一日歩いていると、中の物はグジュグジュです。
衣類が濡れて蒸れながら乾くと、臭くて使えません。
濡れて臭くなったんだったら洗えばいいじゃん。って、
洗う水を持って登るの? でしょ。
荷物をドライにすることはすごく大事なこと。
それで、
レインパックしても中は確実に濡れます。 だからどうするかと言うと、
荷物は完全ドライバッグに小分けしてバックパックに詰め込む。
最悪の状況を想定しなければならないので、山はそれなりに面倒です。
620山屋サカイヤ、バックパック

下の二つは、超軽量の30Lパック。
ヒップベルトも小さくて邪魔にならないので、普段使いにいいかなと...
819山屋サカイヤ、バックパック820山屋サカイヤ、バックパック

サッカー観戦用毛布? 
ではなくて。エマージェンシイ.サバイバルシートです。
薄ーいアルミ蒸着のプラスティックシートで緊急時に体温低下から守る。
もちろん必需品、必須です。 
使ったことないけど持って行きます。(使う状況になったら大変ですね)
826山屋サカイヤ、エマージェンシイブランケット

シュラフ。 小屋泊まりなら無くてもいいけど、鄙びたルートの山小屋では
「食事だすけど布団は自分でね」が、あります。
「布団あるんだけど、うーん... 自分のシュラフで寝よう」も、あります。
だからルートによっては持って行きます。
623山屋サカイヤ、グッズ

虫除け。 低山なら必携ですよ。 
蚊取り線香をケースに入れて腰からぶら下げるタイプが一般的。
蚊取り線香も山用の強力タイプじゃないと、山の虫は強いですよ。
831山屋サカイヤ、虫除け

コンパクトにまとめられたサバイバルパック。
市販品よりも、自分で考えて必要な物をパッキングすることを薦めます。
緊急時に何を使うのか? わかってないと危険だからです。
648山屋サカイヤ、グッズ

これはヘッドランプなんですが。 まさか、暗くなってから歩きません。
山小屋は消灯が早い。で、荷物を探したりする時なんかに使います。
間違って、隣りで寝ている人の顔を照らすと怒られます(笑)
夕食後に星空を眺めに行ったりしても必要ですね (ロマンチックー...)
627山屋サカイヤ、グッズ

山用のレインウェアーは高機能。
軽い、コンパクトになる、GORE-TEXで蒸れない、動きやすい、...
そして上下で3万円ぐらいと高価です。(だからって安いものはダメですよ)
沢山のメーカーから出ているけど、THE NORTH FACE かモンベルですね。
間違いがないと思います。
今は軽くて、上下で510、540g。これ以上軽いと耐久性に問題出ます。
岩場だと引っ掛けて破ける。森歩きでも枝で破ける。
624山屋サカイヤ、レインウェア

632山屋サカイヤ、グッズ
シグボトルは、山では使わないかな? 動きながらだと使えない。
硬くて丸い形状は持って歩くと手の平が疲れます。

山では、500mlの市販ペットボトルに詰め替えたり、
ソフトタイプのプラティパスですね。
830山屋サカイヤ、プラティパス

今はハイドレーションも浸透しつつあるんだって。
確かに、バックパックに入れてあれば両手が空いていいかも?
634山屋サカイヤ、グッズ

緊急時用の水浄化グッズです。 まあ、要らないですね。
635山屋サカイヤ、グッズ

食べる酸素? 食べる? ...
642山屋サカイヤ、グッズ



軽量、コンパクトなバーナー。私は PRIMUS のものを使ってます。
何故かと言うと、プリマス用のガス缶が一般的で山でも入手しやすいから。
それにバーナーもコンパクトで性能が良いです。
636山屋サカイヤ、グッズ

小屋泊まりでも、昼食時やコーヒー煎れたりと、鍋でお湯は沸かします。
で、高価でもチタン製。軽いしカッコいい。(アルミでもいいのですが...)
637山屋サカイヤ、グッズ

食器はいろんなのがあって...
837山屋サカイヤ、スプーン638山屋サカイヤ、グッズ
プラスティックで北欧デザインなこれはカワイくて良いかも。

スプーンだってチタン製ね。
838山屋サカイヤ、スプーン

ビニールの蛇腹がペコペコって食器になります。 面白い!
コーヒーならよさそう。 カレーとかだと洗うの大変?
山で食器なんかを洗う時は(山小屋でじゃなくて、ルート上のお昼なんかで)
洗う水だって自分で持って行かないとありません。
だから、
まず、ティッシュで綺麗になるまで拭きます。
ほとんど綺麗になったら少しの水で洗い流す。
洗剤や石鹸は言語道断。山を汚すから絶対使いません。
835山屋サカイヤ、フォールディングカップ

ビニール蛇腹のコーヒーメーカーは良いですね。
836山屋サカイヤ、フォールディングコーヒードリッパー

コーヒーメーカーもいろんなのが...
639山屋サカイヤ、グッズ

モンベルの、 何とお茶をお手前するセット!
山の上でお茶をたてるのか? ...  やってみたい...
640山屋サカイヤ、グッズ

パックに詰め込んでも、割れないたまご入れ。
641山屋サカイヤ、グッズ



山用ドライフーズ。 昔はあまり美味しいとは言えなかったけど、
今はちゃんとしてます。 メニューも迷うほど
839山屋サカイヤ、フード840山屋サカイヤ、フード

いそべ、あんこ、きなこ、のお餅パックだってあります。
何でわざわざ?と思うでしょ? 
山の上で、絶景で、甘いお餅は美味しいんです
841山屋サカイヤ、フード

842山屋サカイヤ、フード

山の上ではカップヌードルもこうなる。
クシャクシャっと圧縮されたパックにお湯を入れたら「あら不思議!」 
パックが膨らんでどんぶりになる!  
なら良いのですが、残念、違います。 
容器は自分のもので食べてね。なんです。
いちいち容器洗うの面倒ですが、持っていく荷物がコンパクトになる。 
面倒が嫌か、嵩張るのが嫌か、どっちをとります?

843山屋サカイヤ、フード

サプリメント、カロリージェルは自転車だけじゃない。
844山屋サカイヤ、サプリメント845山屋サカイヤ、サプリメント

空気枕。首に挟むタイプです。
どこで使うかと言うと、山は行きに夜行バスが一般的。
で、これがないと重い頭が揺らされて寝つけない。
行きのバスで寝ないと、バテて上まで登れないから必需品ね。
647山屋サカイヤ、グッズ

あんなのもこんなのも...  他にも、いろいろあるんです。
649山屋サカイヤ、グッズ


高機能で、無駄がなくて、究極に軽くて、研ぎ澄まされたデザインで、
道具は楽しいですね。

ほとんどの道具が軽量化されていました。
ウェアーも軽くなっている。
たぶん登る状態で、10年前より3kg以上は軽くなる。

よく、「そんなに軽くなくても、私は軽量化にこだわらないなあ...」
って言う人がいますが、
それはハードな山に行かない人だと思う。(誤解があるかもですが)
全ての物を自分で背負って登るのだから1gだって軽いほうが良い。
と、思う。
数グラムの積み重ねが、全体では何キロかになります。
軽量化は耐久性、機能低下との兼ね合いで考えますが、
爪に火を灯す如く削っていった重さを、
頂上で煎れるコーヒードリッパーに、星をみる望遠鏡に、
山小屋ディナーの後のスイーツに、...
山での自分の楽しみの物に変えればいいわけだし。

たかをくくっていると、荷物負けしてバテます。
落雷、天候急変、ルートロスト、...  緊急時に走れません。
岩場で荷物に振られると怖いですよ。

私も何度か経験しました


だから山では軽いことが良いのです。


| 自転車 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
神保町で 山と渓谷
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800山屋サカイヤ

建築資材の流通が大混乱しているけど、
治まらぬ余震の揺れに足場での仕事が止まるのですが、
ようやく建築現場も動き始めました。

大学の授業もスタートです。
いつ起こるかわからない大きな揺れ。帰宅困難に陥りたくないので、
当分は自転車で大学に通います。
生田の明治、九段下の理科大は普通に自転車ですが、
湘南の東海大まで65km。 
ロードバイクの練習と思えば何でもない距離。
だけど授業するわけで、ロードバイクのカッコで行くわけにいかない。
汗を拭かなくちゃだめだし。
うーん...  どうしたものかと悩んでいます。
で、理科大。九段下までフラットバー「L`Amour Est Bleu」で。
せっかくだから早く出て、神保町で山屋さん巡りしました。

避難道具準備が私の山スイッチを入れて、登りたい気持ちが大きくなってる。

と言っても、いきなり山へは行けません。
10年のブランクでほとんどの道具は廃棄していました。
山の道具はどれだけ進化したのか? 
カタログで、ショップで、じっくり調査研究です。
こういうのは楽しい。 登ってるつもりになってます。
自転車といい、山といい、私は道具オタクなのか?
みんなそうですよね
道具は面白いですよ。 道具から山が見えてくる。



この2週間、時間がなくてブログストップしてました。
滞ってるブログ再開なのに私だけが楽しんでる今回です。
すみません。 ごめんなさい。
だから、私のお気に入り「都心で癒しの散歩道」を紹介します。

内堀通、「千鳥ヶ淵」交差点ではなく、その一つ先の交差点から千鳥ヶ淵に沿って靖国通.インド大使館まで700m続く「千鳥ヶ淵緑道」をご存知ですか?
ジグザグな内堀の奥行感。遠くに見える高層ビルまでの距離感。頭上に拡がる空の大きさ。とても都心とは思えない場所がここにあります。

801千鳥が淵緑道、桜802千鳥が淵緑道、桜

803千鳥が淵緑道、桜

お堀に沿って気持ち良い緑の散歩道。石敷きの車道はあまり車が通らないから静か。山種美術館、農水省分庁舎、九段坂病院、インド大使館と、大きな敷地が並んでいるので、空間がゆったりしています。日本とは思えない雰囲気、距離感、奥行感、に癒されます。

805千鳥が淵緑道、桜806千鳥が淵緑道、桜
804千鳥が淵緑道、桜

ガラスと木質インテリアが上品なインド大使館。
807千鳥が淵緑道、桜



そして、白いお父さんがくつろいでいました。
808.5千鳥が淵緑道、桜
809.5千鳥が淵緑道、桜
白いお父さんが見ている...



東京で山屋さんと言えば、新大久保、新宿、神保町、御茶ノ水、上野... 小さいお店は減っていますが、神保町で山屋さん。大きく成長した「さかいやスポーツ」「石井スポーツ.登山本館」を巡りました。

「さかいやスポーツ.登山靴館」
602山屋、サカイヤ603山屋サカイヤ、クライミングシューズ

昔懐かしい登山靴。厳冬期.雪山用です。
フェルトの保温インナー、柔らかい革のミドルインナー、
厚くて硬いオイル皮アウター、硬くて重いビブラムソール、
足に馴染むまで時間がかかります。重量も1500gぐらいか。
604山屋サカイヤ、クライミングシューズ

オイル革の登山靴も健在です。
カッコいいですね。が、重くて硬くて、足に馴染むまで時間...
605山屋サカイヤ、クライミングシューズ

今の主流は、バックスキンとナイロンのコンビネーションで軽く、柔らかく。下周りはラバーバンドで、GORE-TEX インナーで、防水しながら蒸れない高機能。ビブラムソールはゴムの発泡率を高めて軽くなってる。厳冬期用ではなく、3シーズン.岩場縦走用で620〜850gと、150gぐらい軽くなってます。
608山屋サカイヤ、クライミングシューズ

自転車と同じで、ライムグリーンが流行ってるみたい。
609山屋サカイヤ、クライミングシューズ

CRISPY
日本で設計デザインしてイタリアで作ってる日本人向け高級ブランドだそうです。
610山屋サカイヤ、クライミングシューズ

HANWAG.マウンテンライトGTX 軽いですが、ちょっと柔らかすぎる?
20kgの荷物背負って、尖った岩場を何日も歩くので、柔らかいと足首に負担がかかります。岩稜縦走だと辛いかも...
611.2山屋サカイヤ、クライミングシューズ

611.5山屋サカイヤ、クライミングシューズ

私が気になった SCARPA (イタリア) クリスタロGTX 。軽いのに柔らかすぎない。岩場での動きを考えられていて、爪先に力を入れやすいターンインラスト形状インナー(? どういう理論なんだ?)。「ビブラム.モレーン」ソールが足先で岩にかけやすい。踵のホールドがしっかりしている。ソールの白い部分は発泡材で柔らかく、硬いソール底がしなって岩に食いつくようになってる。だけど、ソール全体では硬いので不安定な足場でも安定できる。よく考えられています。ただし、柔らかいだけに耐久性は落ちるでしょうね。「何年も使い込んで自分の足に馴染んでくる。丈夫でいつまでも壊れない」ではなくて、「足型に合わせるソフトなアッパー。ソールが痛んだら張り替える」が、今の登山靴の考え方。私はそれも良いと思う。

811山屋サカイヤ、クライミングシューズ812山屋サカイヤ、クライミングシューズ

インソールカスタムは当たり前になったのか?
611山屋サカイヤ、クライミングシューズ

私の必需品。膝のガードプロテクション。
20kg背負った縦走の最後は3000mから1000mまで一気に下りるので、
いつも膝をやられる。 ハードなサポートベルト着けると膝痛に効果あります。
腰痛用もあります。これから私も必需品?...
834山屋サカイヤ、ニーガードサポーター

クランポン。アイゼンですね。12本爪だと安心して雪渓を歩けるのですが、登山靴も雪山用のものでないと付かない。3シーズン用は軽便な6本爪になります。
615山屋サカイヤ、ロッククライミング

トレッキングポール。私は使いません。
折りたためるのですが、岩場では邪魔だし、引っ掛けると危険なので。
625山屋サカイヤ、グッズ

Black Diamond のトレッキーにたためる最新モデル。黄色のゲル状プラスチックで折りたためる機構です。かなり小さくなる。 耐久強度は大丈夫か? Black Diamond だから大丈夫か?
他にも、LEKI のカーボンポールは2本で395g(カーボン、軽っ!)だったり。かなり小さくたためたり。進化してます。
829山屋サカイヤ、トレッキングポール

指無し革のグローブ。岩場歩きの必需品。素手だと手が傷だらけになります。
626山屋サカイヤ、グッズ



このバレリーナトゥーシューズみたいなのは、フリークライミング用シューズです。私は不要ですが、カッコいいですね。10年前は、丘サーファーのようにフリークライミングシューズを街で履いている人がいました。流行らなかったけど。
612山屋サカイヤ、クライミングシューズ613山屋サカイヤ、クライミングシューズ

614山屋サカイヤ、ロッククライミング
カラフルなカラビナ。カラフルなのは登りながら数種類を使い分けるためです。

マジンガーロボットの関節ような機構。岩の割れ目に突っ込んで引っ張ると、カムが両側に拡がってがっちりロックします。で、ロープを通してクライマーの体重を支えるのです。開閉機構が無い単純な楔状のストーパーはナッツと言います。これらとカラビナをバックパックにぶら下げていると丘ロッククライマーに変身できます。すぐわかっちゃうけど。
833山屋サカイヤ、キャメロットダブルアクスル

コンパス。携帯しないで山へは行けません。拡大ルーペになっているものは便利。
821山屋サカイヤ、コンパス

ルーティングが予定とずれていないか確認しながら歩くので、腕時計は必要。
SUUNTO がメジャーですが、
高機能タイプは自転車PCメーターのようにいろいろ計測できます。
630山屋サカイヤ、グッズ

山だって GARMIN
823山屋サカイヤ、コンピューター

824山屋サカイヤ、マルチナイフ

十徳(得?)ナイフ(死語?) スイス VICTORINOX が有名ですが、私はアメリカ LEATHERMAN 派。使いやすいし力を入れやすい。レザーマンって、ティム.レザーマン。人の名前なのね。

631山屋サカイヤ、グッズ


バックパック、エマージェンシー、レインウェア、食器、便利必需品... まだたくさん画像がある。長くなったので、続きにします。

| 自転車 | 09:52 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
オフィスライド スタッフサイクリング つづき
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128本郷館

オフィスライド、スタッフサイクリングはつづきます。
午後になっても気温が上がらない。と言うか寒さがきつくなっていく。
みんな頭痛が続いていて、マックでコーヒー休憩。
「今日は一日Tokyoライド。今度はどっちに行ってみようか?」
寒さで断念することにしました。
甲州街道〜入谷〜谷中、上野桜木〜根津、本郷辺り〜青山〜 
60kmのプチライド。
2年ぶりのスタッフたちはそれでも目一杯ライドのようで。
自転車たっぷりだったようです。




古ーい旧ーい木造。 3階建。 どでかい。 東京で。
昔は賄い付きの学生アパートでした。今でも何人かが学生生活を送っている
しかし、取り壊しが決まっています。 残すことは無理?なんでしょうねえ
223本郷館
120本郷館

本郷館。 1905年(明治38年)岐阜県の名家により建造された。建物全体はL字形をしていて、部屋数70前後、延べ400坪超(1300m2超)と、木造3階建でかなり大規模な建造物です。大勢の女中が働いている、高級な賄いつき下宿。東大、芸大、講師や医師局員までが生活していたそうです。
林芙美子、池田謙蔵、武藤清、内藤寿七郎、等々らがいたことでも有名。関東大震災、東京大空襲で壊滅した東京の中に生き残った貴重な歴史建造物です。2007年に取り壊し.再開発計画が出されましたが、現在も使われています。

127本郷館

裏に廻ってみると、L字形で大規模な建築であることがわかります。

128本郷館
121本郷館122本郷館

旧い木造。外壁の経年変化が良い感じです。
昔はよく見たこれは、「南京下見板張り.押さえ縁仕上げ」と言います。
下見板を、縦の押さえ縁で留めているだけ。
大工さんは下見板を施工時、板の木表.木裏を見て張ります。
そうすると木の性質で、
晴れていると板が反って隙間が開き、壁の中を乾燥させます。
雨が降ると板はむくってピッタリ閉まり、雨の進入を防ぎます。
頭いいでしょ。昔の知恵は

経年変化で下見板が黒ずんでいますね。樹種は松系なのでしょうか?
(松はヤニが多いので経年で黒ずんできますが、耐久性高いです。
 昔の電柱は松系が多く、コールタールが中に染み込んで更に腐りにくい)
 杉だとシルバーグレイになっていくのですが。
(海沿いの民家だと杉が多いです。海の潮風に強いのかな?
 寒風の浜でシルバーグレイな外壁の風景は綺麗ですよね。)


私たちの設計する住宅でも、外部の木材(デッキなど...)に
電柱古材を扱う木材業者を調べて、購入して使用していました。


123本郷館124本郷館125本郷館

煉瓦造の基礎。小窓の跡があるので、中は何かに利用していたのか?

126本郷館
本郷館 トップページ
http://www.hongo-kan.com/%E6%9C%AC%E9%83%B7%E9%A4%A8%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%EF%BC%92/%E6%9C%AC%E9%83%B7%E9%A4%A8%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8.html
本郷館 -Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E9%83%B7%E9%A4%A8



東大、大学門前町にある「鳥獣剥製」。健在です。
103鳥獣剥製
「建築家ピーターズントーさん世界文化賞受賞」
http://plastake.jugem.jp/?day=20081016



焼きかりんとうに行きましたが、撮影を忘れました。

焼きかりんとう 菓寮 花小路
http://www.hanakomichi.net/



谷中、上野桜木。この辺りはお寺が多い。「お寺しかないのか?」って感じです。
信号待ちで止まって。横見たら寺門に只ならぬ気配が... 
建築家の勘がピピッと反応。
古い門の造り。なだけですが、ディテールの造作が精緻! これは凄いかも。
211谷中桜木 一乗寺212谷中桜木 一乗寺
213谷中桜木 一乗寺
220谷中桜木 一乗寺221谷中桜木 一乗寺

一乗寺。 お堂、庫裏、寺門、すごく古いということではなくて、建築のディテール、造作が丁寧に作り込まれています。たぶん相当の宮大工が施工したのでしょう。

庫裏は木造建築としても良い設計になってます。
216谷中桜木 一乗寺218谷中桜木 一乗寺219谷中桜木 一乗寺222谷中桜木 一乗寺

ディテール。 こういうものは特別に珍しくはありませんが、精緻な木彫造作が凄い!丁寧!国が保護した特別な建築でなく、町場の木造なのに、よく残っていたものです。

獅子、象、
111上野桜木 一乗寺

波に漂う亀
112上野桜木 一乗寺

斗供(きょうの漢字。ほんとうは木辺です)
113上野桜木 一乗寺

獅子?
114上野桜木 一乗寺


115上野桜木 一乗寺
116上野桜木 一乗寺

極めつけはこれ。瓦屋根の唐破風で化粧板それを留めている木の楔が、花のかたちになっています。下から視ましたが、木製です。

117上野桜木 一乗寺

お墓への入口壁が煉瓦造り。お寺では珍しいです。いつの時代なんでしょう。
119上野桜木 一乗寺
一乗寺 谷中桜木
http://www17.ocn.ne.jp/~ya-na-ka/ichijouJi.htm



桜の写真、新宿御苑
204オフィスライド、スタッフサイクリング205オフィスライド、スタッフサイクリング

気持ち良いさくらサイクリング。に思えますが、
じっさいは冷気で頭が痛くって、帰りを急いでいるのです。
202オフィスライド、スタッフサイクリング

60kmのプチライド


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202オフィスライド、スタッフサイクリング

週末に東京めぐり。
2年以上も自転車に乗っていなかったスタッフと事務所のOBが
「自転車に乗りたい」というので、
福利厚生とは言えないけど、オフィスライド、スタッフサイクリングです。

建築設計をしていく場合、1級建築士になることが目標になる。
弁護士資格と同じですね。
この試験が大変難しくて、
災害に対する総合的防災力構造力強化、アネハ事件と重なっていって、
試験で問われる範囲は広くなり、問い自体もより難解になって。
今では「司法試験と同じか、むしろそれ以上に難しい?」と言われています
事務所ではスタッフ、OBとも受験生。
この2年間は遊びや余暇は無く、勉強づけでした。
医師試験のように学生の終わりに受験できればいいのですが、
社会で2年間実務を経験してから受験なのです。
ハードな仕事と勉強の両立は、傍から見ていても大変そうでした。
で、
昨年合格。ホッと胸を撫で下ろしました。

早朝に集まって、「多摩川をサイクリングしよう」が、真冬のような寒さ。
吹きっ晒しの河川敷は避けてコース変更、「Tokyoをライドしよう」に。

走りやすい甲州街道で都心に向かって、根津.谷中.上野.入谷と下町ライド
旧い木造建築めぐりになりました。 面白かったです。
旧い町場の建築。今見ておかないと何時かは無くなるでしょ。

それにしても日曜の寒さは凄かった。
気温を見る限り、真冬の極寒ではないですが、
走っていて顔に当たる冷気から頭が痛くなったのは久しぶりです。
みんな2年ぶりですからスピードは亀のよう。
だから走っていても体が暖まらないのできつかったです。

春が待ち遠しい





甲州街道で頑張っている理髪店はまだ準備中でした
(写真は2009年。営業中)
07床屋さん
01床屋さん
「へこたれないかすかな場所」
http://plastake.jugem.jp/?day=20090506



甲州街道で「自転車通勤」なピスト。ピスト真っ只中でほんとに多い。
ちょっとサドル高すぎません? カッコいいとは思うけど...
100オフィスライド、スタッフサイクリング



今、日本は特別な日々。ガソリンは高いし、手に入らないし。
だからか? 日曜とは言えど、都内はがらがらですね。
201オフィスライド、スタッフサイクリング
スタッフが乗る水色のフラットバーは、私の「L`Amour Est Bleu」です。
スタッフの体格にサイズを間に合わせました。
「L`Amour Est Bleu」
http://plastake.jugem.jp/?day=20100908



104入谷 小野照崎神社
休憩なしに入谷まで25km。
廃屋になった古い民家が野ざらしです。
で、
何で入谷かと言うと、「入谷に面白い神社があって、見てみたい」なので。

小野照崎神社。 名前が不思議です。
小野小町、小野道風の先祖にあたる、「小野のたかむらの命」を祀っているから。  また、仕事に窮していた渥見清さんがこの神社で願ったら、翌日に「男はつらいよ」の主役が決まったそうです。 学問の神であり芸能の神であられます。 ひっそりと小さな神社なのですが由緒ありそう。曰くありそう。
105入谷 小野照崎神社106入谷 小野照崎神社107入谷 小野照崎神社

お参りしたのでお守り購入しました。  それが...
01小野照崎神社、勝守
「勝守」って、何か面白い。 「守」より「勝」のほうが字が大きいし...

小野照崎神社 入谷
http://goshuin.ko-kon.net/touto_jinja/06_onoterusaki_jinja.html
小野照崎神社 -Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E9%87%8E%E7%85%A7%E5%B4%8E%E7%A5%9E%E7%A4%BE




少しだけですが、「鉄っちゃん」な私のお気に入りスポット。
鶯谷〜日暮里を見下ろす場所です。
山手線.京浜東北線.宇都宮線.高崎線.東北上越新幹線が束になっていて、
線路が10本も並んでいます。10本ですよ!圧巻。
206鶯谷〜日暮里 10線路
207鶯谷〜日暮里 10線路208鶯谷〜日暮里 10線路



言問通りを走っていて根津。 うーん... 鄙びたおせんべい屋さんが。
100昔せんべい大黒屋 根津101昔せんべい大黒屋 根津
覗いたら、中でご夫婦がせんべい焼いていました。 手焼きですね。
102昔せんべい大黒屋 根津
昔せんべい大黒屋 根津
http://www.nezu-ginza.com/shop/c9daikokuya/

サイクリングしながら、何となく覗いた場所なのに、
帰ってPC調べたら何でもわかる。
鄙びた老夫婦のおせんべい屋さんにもウェブサイトがあるんだなあ...



もうひとつおせんべい屋さん、「おせん」。残念ながら閉まっていました。
109おせん
旧い木造民家。外壁の経年変化が良い感じです。
昔はよく見たこれは、「南京下見板張り.押さえ縁仕上げ」と言います。
下見板を、縦の押さえ縁で留めているだけ。
大工さんは下見板を施工時、板の木表.木裏を見て張ります。
そうすると木の性質で、
晴れていると板が反って隙間が開き、壁の中を乾燥させます。
雨が降ると板はむくってピッタリ閉まり、雨の進入を防ぎます。
頭いいでしょ。昔の知恵は
110おせん
経年変化で下見板が黒ずんでいますね。樹種は松系なのでしょうか?
(松はヤニが多いので経年で黒ずんできます。
 ただ、松系は耐久性高いです。昔の電柱は松系が多いですね)
杉だとシルバーグレイになっていくのですが。
(海沿いの民家だと杉が多いです。海の潮風に強いのかな?
 寒風の浜でシルバーグレイな外壁の風景は綺麗ですよね。)



信号「上野桜木」で停まって。日曜の午前中なのに賑わってる。
「カヤバ珈琲」は知る人ぞ知る有名なお店だそうでした。
209上野桜木 カヤバ珈琲
99カヤバ珈琲 上野桜木
カヤバ珈琲 上野桜木
http://kayaba-coffee.com/blog/



震災。計画停電。 後楽園遊園地は時間が止まっていました...
203オフィスライド、スタッフサイクリング




ブログが長くなってしまった。
オフィスライド、スタッフサイクリングはまだまだ続きますが、
つづきは明日にします。

東京に現存する大規模木造3階建!(そんなのも、まだTokyoにあるんです)
偶然出会った、木彫刻が凄みあるお寺。(建築家の勘で見抜きました)
つづきも面白いです。




| 自転車 | 08:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
山と渓谷
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10山と渓谷

押入れの奥に隠れていた山登りの道具は、
避難道具に転用されたけど。
山への記憶、情熱もまた、隠れた奥から引っ張り出されたようだ。



最後に槍.穂高を歩いたのが10年も前になっていました。
10年前。岩稜縦走中の4日間は、
運悪く天候が急変して「山登り」は「サバイバル」になった。
いたるところで滑落事故があったが、天候が回復しないと捜索不可能。
その滑落現場を通過する。
岩場の遥か下に遺体が放置された岩壁をいくつもトラバースして行きました
4日間、風雨の中の縦走はどんなに防水対策しても役に立たない。
リュックの中の替衣類も、レインウェアーで守られた体もずぶ濡れになる。
濡れてふやけた皮膚が擦れていると...  私は足も体も水ぶくれだらけ。
水ぶくれが破けると痛いの何の。
山から下りる登山道は激痛と格闘。
東京に戻って暫くの間、私はスムーズじゃなかったです。

夏の終わりの出来事

翌シーズンが始まって、何となく山へ行かなくなった。
何となく、そのまま山から足が遠のいていきました。
自転車で走り始めて山が過去の記憶になった。

岩山登りが好きだから、濡れた岩稜に恐怖を感じたわけじゃない。
サバイバルな4日間だって想定された「山登り」の一部分だし。
山はいつも笑顔で晴れてはいないのです。
何となくの原因は「水ぶくれ&破け痛い」の苦痛だったのか?
そういうことも想定できないと。ほんとの山登ラーじゃないなあ...
私はやらないけど、
厳冬期。雪山登山をする人たちは凍傷で指が無い人もいらっしゃる。
私はしないけど、
ロッククライミングする人たちは怪我、骨折が想定の範囲。

嫌な思い出は忘れてしまう性格なので、
「山に登りたい」衝動が少しだけ蘇えってきました。
記憶、情熱が大きくなっていく予感がしています。



私の山登りは北アルプス、穂高、八ヶ岳に集中していたので、
「日本の名山。ほとんど登ったぞ!」ではないですが。
私が経験したもので、今も覚えている楽しい山の記憶は、

八ヶ岳主峰縦走するなら美濃戸口からアプローチして、登山前、登山後に「行者小屋」「赤岳鉱泉」に泊まって、八ヶ岳山麓の森を散策すると良いです。昭和の昔、室戸台風(?)がこの地帯を直撃して、森の木が全てなぎ倒された歴史があります(ほんとうに、山の木が全部倒れているショッキングな写真を見たことあります)。今、その大量の倒木が朽ち果てた風景はまるで公園のように綺麗です。北八ヶ岳のハイキング、トレッキングも別天地です。南八ヶ岳の主峰.赤岳で「赤岳頂上山荘」の夜空は天空のパノラマです。その他の八ヶ岳.山小屋は素朴で鄙びていますよ。

南アルプス.北沢峠から奇岩.甲斐駒ケ岳。登り返して女王.仙丈岳は、しっとりした山の時間を味わえます。

秋田.奥羽山脈.虎毛山。山頂湿地帯.池塘群の風景は切り取られた雲上のサンクチュアリー。

群馬.妙義山。気軽な散策ルートもいいけど、鋸の歯を渡る縦走ルートはハードでスリル満点。一般岩登りルートでは北アルプスよりも難しいかも。鎖に慣れたら一度はトライ。けっこう怖いです。

スキーやらなくても厳冬期の蔵王。とても日本とは思えない樹氷のダイナミックな風景は絶品です。

ポピュラーだけど、お手軽だけど、尾瀬ヶ原は何度行っても天国みたいだ。早朝の湿地帯は朝もやに漂う蜃気楼、朝露の水しずくが絨毯みたいです。時間が許すなら、桧枝岐から尾瀬〜奥鬼怒〜金精峠〜日光男体山は、日本の山の良さが味わえます。

北アルプス.鹿島槍ヶ岳から爺ヶ岳〜針ノ木岳〜蓮華岳〜烏帽子岳〜野口五郎岳〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳〜双六岳〜槍ヶ岳を目指す裏銀座ルートはまるでエンデュランス。途中に雲ノ平まで廻れば、奥深く下界から隔絶された雲上の天国に癒されます。また行きたくなるのは9日間も3000mを彷徨うという非日常体験のせいか?。

北アルプスを上高地からアプローチなら、夜行バスが早朝に上高地に着いて、水草が絶品な小川の散策(治山林道)が綺麗です。

槍ヶ岳に登るなら、槍沢の「槍ヶ岳山荘」「殺生ヒュッテ」よりも東鎌尾根の「ヒュッテ大槍」がお薦め。翌朝の槍ヶ岳登頂は朝一ラッシュを避けて(頂上1時間待ち)ゆったり朝食ゆっくり出発が無難です。

上高地〜槍沢〜槍ヶ岳〜南岳〜大キレット〜北穂高岳〜涸沢岳〜奥穂高岳〜前穂高岳〜岳沢〜上高地は、私の一番ルート。いったい何度通ったことか。3000mの岩稜を縦走すると、体も頭も解放されます。日常のストレスが剥がれていきます。大キレットに落ちていく時の緊張感に気が引き締められる。大キレットを下りて登った壁頂上にのっかった「北穂小屋」は、夕暮れにジャズが漂って、3000mでもポークステーキが振舞われる。岩の縦走路から遥か下の人家を見下ろすと、新穂高側.「鳥も通わぬ滝谷」の、ほとんど垂直に落ちた1200mの落差を実感できます。北穂高岳〜奥穂高岳の岩稜縦走は大キレットほど危険じゃないが、岩場の連続はほんとに楽しい。大きな「穂高岳山荘」は個室(予約)もあって休まる。

上高地〜涸沢〜北穂高岳〜涸沢岳〜奥穂高岳〜前穂高岳〜岳沢〜上高地のコンパクトなルートも、雪渓カールの空間.涸沢で過ごす極上の時間、風景に癒されます。

北アルプス。表銀座、槍、穂高の山小屋は、お風呂こそ無いがどこも綺麗で快適です。

山は計画を考えている時から始まってる。地図とにらめっこしながらタイムスケジュールたてる。 早朝アプローチの森が綺麗だろうなあ... 岩場に張り付いてるカッコが想像される... 山小屋の食事は質素でもグルメだよ...    
シミュレーションクライミングは楽しい。



山には、言葉にならない空間、経験がたくさんあるのです。

また、山に行きたくなっている...



3月11日以来、ブログがいろんな話しに繋がっていってる



11山と渓谷12山と渓谷13山と渓谷14山と渓谷

「最後に残ったバーナー」
http://plastake.jugem.jp/?day=20110330
「アトムだから」
http://plastake.jugem.jp/?day=20110326
「あしたの覚悟」
http://plastake.jugem.jp/?day=20110325
「RAPHA RIDES for TOHOKU→今年初ロングライドへ
 →花粉症絶好調→股擦れる→アレルギー肌になっていた」
http://plastake.jugem.jp/?day=20110320
「揺れる日本で真っ直ぐに伸びる人の列」
http://plastake.jugem.jp/?day=20110319
「自転車乗れてないんですが...  違いますよ。」
http://plastake.jugem.jp/?day=20110318
「羅生門」
http://plastake.jugem.jp/?day=20110317
「地形 地盤 構造」
http://plastake.jugem.jp/?day=20110313



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