オー マイ ガッ!
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人生初めて、激しいぎっくり腰に襲われました。

以前にも軽いものは何度か経験していましたが、
本格的なこれは、マイファーストタイム。

無理な姿勢だったとか、力の入れ加減を間違えたとか、ではありません。普通に立っていて、それは不意に、スッと入ってきた。激痛が無いものの「これは相当にマズイかも?」な、予感がしました。背中から腰が、固まってしまってどうにもならない状況。

当日は寝たまま。と言うか、寝る状態にもならない私の体でした。
2〜3日は仕事も出来なかった。
既に10日を過ぎていますが、自転車は当分無理なようです。
経験者から聞いていた激痛が無いのがせめてもの救いですね、私の場合。

推測の域を出ないけど、原因は運動不足による筋肉力の低下。柔軟性が失われたことによると考えています。
昨年末は忙しくて自転車に乗れなかった。
そんな状況を改善するために、大晦日31日から正月3日まで無理くり乗って、自転車練習の流れをつくりました。
いい感じになった。が、
そのあとがいけません。
1月2月は大学で卒業設計.採点.講評、設計課題総合講評会が多数重なってるので、講評文も書かなくちゃなので、またもや自転車の時間が無くなり。
そんな不摂生の罰が当たった。
自転車練習は続けないと意味がないすね。

このままだと「2ヶ月近く乗れなかった」になりそうです。
再開しても、
筋肉やペダリングスキルは初期化されてるだろうなあ...
また一からやり直しになるでしょう。  しょうがない。

前回のブログ「悪人」も、仕事が出来なかったからあんなに沢山の映像をアップできたのです。
良いこともあるか...
いやいや。自転車練習できないのは辛いっす。

| 自転車 | 11:21 | comments(7) | trackbacks(0) | pookmark |
「悪人」
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00.01「悪人」

人はそれぞれ生きているわけだから、みんなリアルな存在か...
あたりまえだな。
それが、
人間のリアリティを作るとなると、突然難しくなる。




「悪人」を見ました。 リアルな世界に圧倒された。

人を殺した若者と、知り合った女性が逃避行するというストーリーだけど、
映画の主題はそこではない。

地方で、狭い世界で、生まれてからずーっと何処にも出ない繰り返しの日常。
人が感じてる閉塞感、無常観を、表わしたかったんだろう。

「ほんとうの悪人は誰なのか?」って論じられているみたいだけど、
そういう観点で見たら、ただの恩着せがましい映画だ。
じゃあ何を見たら良いか?
見た人が感じたことが映画の主題なんでしょうね。 きっと...
つきなみな言い方だけど...




この映画に感銘を受けたのだけど、
感想ではなく、感じたことを書きます。


口から出てくる言葉、顔つきや眼の軌跡、手足先の表情で、
目の前で存在しているかのように、リアルな映像になっている。
俗人、俗悪人の嫌らしさで気分が悪くなる。

佐賀弁、長崎弁、博多弁が入り混じって、
そんな地方の話し方がセリフの重みを消しているのもいい。

大事な場面では雨が激しく降っている。
息苦しいほどの閉塞感、やりきれない無常観が、
激しく降り続ける雨と重なる。

走り屋仕様のGTRも、  国道沿いの量販店のフロアーも、
老人たちから泣け無しの金を巻き上げる、健康食品販売会の町民会館も、
携帯の中、裸の動画も、  駅の駐輪場で溢れ出る涙も、
それぞれ主人公の部屋の雑な生活観も、
保険勧誘OLのお気楽な食事会も、
あたりまえに聞こえる街の音も、
いろんなことが映画のリアリティを固めていく。

俗人、俗悪人を演じている
岡田将生、満島ひかり、松尾スズキ、山田キヌヲ、余貴美子たちが、
おとなしい善人の無力や暗い部分を浮き立たせている。
柄本明の、激しい怒りがスッと切れる演技に人間の無力を感じる。
老人思いな青年、妻夫木聡の投げやりな日常に切なくなる。
それでも、
「深津絵里がこの映画のすべてだ」 そんな風に感じられる。

原作者.吉田修一が書き表わしていることを、
監督.李相白は映像の中のリアリティにこだわることで表現した。
徹底したリアルを、
「リアリズム」なんてカテゴリィに括られるのは嫌だろうなあ、李相白は。

余分なシーンがなく、映画のテンポがストーリーに合っているので、
妻夫木聡、深津絵里、柄本明、樹木希林、
4人の時間がカット割で絡んでいくリズムが、見ているこちらを掴むので、
最後まで一気に見れた。

出会い系サイトで知り合った男女。
別れ際に、本気で誰かと知り合いたかったことを告白する女性。
車のドアを開けるときに、
「わたし...  ダサかやろ ... 」   この瞬間
青年の中で何かが壊れ。そして変わっていく。
そう。青年が何かに目覚めるのは、人を殺したからではなくこの場面からだ。
ストーリーのターニングポイントになっています。

「あんた、大切な人はおるね? 
 そん人の幸せな様子を思うだけで、自分までうれしくなってくるような人はおるね...  」
意地悪な奴も無能な善人も演じきれる柄本明が話すと、
こんな言葉がスッと入ってくる。 




同じようでいて微妙に主題は違うけど、
フランス映画の記念碑。ヌーベルバーグを作った最高傑作。
ジャン.リュック.ゴダールの「勝手にしやがれ」(A bout de souffle)
を、思い出しました。
それとの優劣を、同等性や差異を見出してもしょうがないが、
この映画、「悪人」は何かを残すでしょう。

新しい映画を全て観ているわけじゃないけど、
この数年、私が見た中の最高傑作のひとつです。
間違いなくこの映画はいい。


同じく、李相白が監督した 「69」
http://plastake.jugem.jp/?day=20100116




私は、そこでの人が想う「幸せ」を建築で現そうとしていますが、
もし無常観を建築にしたら、どんな「かたち」になるのだろうと、
想いを巡らしてみた




00.1「悪人」00.2「悪人」00.3「悪人」00.4「悪人」00.5「悪人」00.6「悪人」00.7「悪人」00.8「悪人」



00.9「悪人」01.0「悪人」01.1「悪人」

01.2「悪人」01.3「悪人」



01.4「悪人」01.5「悪人」01.6「悪人」



01.7「悪人」01.8「悪人」01.9「悪人」02.0「悪人」



02.1「悪人」02.2「悪人」

02.3「悪人」02.4「悪人」02.5「悪人」



02.6「悪人」02.7「悪人」02.8「悪人」02.9「悪人」03.0「悪人」

03.1「悪人」03.2「悪人」03.3「悪人」03.4「悪人」



03.5「悪人」03.6「悪人」03.7「悪人」03.8「悪人」03.9「悪人」04.0「悪人」



04.1「悪人」04.2「悪人」

04.3「悪人」04.4「悪人」

04.5「悪人」04.6「悪人」04.7「悪人」04.8「悪人」04.9「悪人」05.1「悪人」05.2「悪人」05.3「悪人」
05.4「悪人」



05.5「悪人」
05.6「悪人」05.7「悪人」05.8「悪人」05.9「悪人」



06.0「悪人」



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07.2「悪人」07.3「悪人」



07.4「悪人」07.5「悪人」07.6「悪人」
07.7「悪人」
07.8「悪人」

07.9「悪人」08.0「悪人」08.1「悪人」08.2「悪人」

08.3「悪人」08.4「悪人」



08.5「悪人」



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| 自転車 | 10:14 | comments(5) | trackbacks(0) | pookmark |
明治大学.卒業設計賞審査&講評会
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01明治大学卒業設計賞審査&講評会

明治大学で、卒業設計講評会&卒計賞審査&生稜賞発表に参加しました。

卒業設計の採点判定とは別に、
総合完成度の高い設計に贈られる、「卒業設計賞」
何かに秀でている設計に贈られる、「堀口賞」
そして「生稜賞」の3賞があります。

兼任講師により決められる「生稜賞」は、
考えていることの未来性、設計に潜在している可能性が評価軸です。
全設計作品を審査。
投票でノミネート選出、議論&最終投票で決定されます。
活躍している建築家たちの鋭い審美眼。
潜在している可能性を深読みしていきます。
学生たちの設計を、けなすのではなく良いところを探してあげたい。
だから、
完成度は低くてもその設計に意味があるなら議論されます。

この日はお昼から講評会が始まって、終わってから打ち上げ。
そのあと青井研究室の打ち上げにも参加して、充実した一日でした。

建築を議論するのは、考えていることを話し合うのは楽しい。



今年度は「生稜賞」の責任者に選任されました。
来年の卒業設計は、エスキース.審査.講評.賞選出と頑張っていきます。
意味のある「生稜賞」を、続けていきたい。



4大学の卒業設計講評会、3大学の全学年総合課題講評会にいってきました。
支障がない限りで、
私が気になった作品の講評文を順次ブログにアップしていきます。
200近い講評が頭の中に入っていて、
忘れないうちに早く書かなくちゃ。



01明治大学.卒業設計賞審査&講評会02明治大学.卒業設計賞審査&講評会

丸山 璃莉さん. 笹 朝斐さん. 飯田 周悟さん. 石川 緑さん. 滝沢 皓史さん.
5作品がノミネートされて、「卒業設計賞」、「堀口賞」が選出されます。

丸山 璃莉さんが、「卒業設計賞」
03明治大学.卒業設計賞審査&講評会

笹 朝斐さんが、「堀口賞」
笹さんは、私もエスキースを担当したのでうれしいですね。
04明治大学.卒業設計賞審査&講評会



06明治大学.卒業設計賞審査&講評会

そして「生稜賞」には、飯田 周悟さんが選ばれました。
07明治大学.卒業設計賞審査&講評会

作品紹介、講評は、なるべく早くブログにアップします。


| 建築 | 13:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
February Boy
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01February Boyの夕焼け

私は2月生まれなので今月は誕生日がくる。
だけど、
小さい頃ならまだしも、中学に行きはじめたあたりから、
いわゆる誕生日の慶びに実感が湧かなくなった。
Happy Birthday って、
生まれた瞬間が Happy Birth なのはその通り。
まことに喜ばしいことです。
自分の子供が生まれた時の感動は今でも憶えています。
でもそれは一回限りだろう。と、私は子供ながらに感じていました。
大人になって、社会生活の中では、
年齢によるカテゴライズやアイデンティティの証明の必要性は理解しました。
そう、誕生日という区切りは必要なのですね。 必要ではある。
だけど、
家族にもお願いして、自分の誕生日をお祝いすることはありません。
家族の「Happy Birthday」は、なんの躊躇もなくお祝いしていますよ。
「良きパパ」でなくちゃね。
それでも自分のことだけは、
自ら感じていることに忠実でいようと思っているのです。

ただし、
2月に生まれたことに大きな意味を感じています。
私は真冬の寒い季節に生まれたのだ。 私は February Boy

生まれてからの数ヶ月に、生物は驚くほど成長、変化、発育する。
その時の気温、明るさ、食物やその他もろもろ
生物は生まれた時の環境、状況が、その後に影響すると信じています。
February Boy と August Boy、Girl では、きっと何かの違いがあるはず。
そう思っています。

その違いが何かって?

うーん 例えば何だろう...  

考えてみよう




2年前のブログに誕生日のことが書かれていました。
だけどそれも、誕生日がうれしいんじゃなくて、
久しぶりに自転車に乗るモチベーションが湧いたことを喜んでるものなのね。

「誕生日のプレゼント」
http://plastake.jugem.jp/?day=20100223


私が生まれた、2月の午後4時。
02February Boyの夕焼け03February Boyの夕焼け04February Boyの夕焼け
 February Boy は PM4:00 の February を見ている。


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